文字列:指定した文字コードに対応する文字を返す(Chr 関数)
Chr 関数の使い方
【書式】
result = Chr ( code )
引数・戻り値
- code ・・・ 文字を特定するための長整数型 (Long) の値を指定します。
- result ・・・ 指定した文字コード( code )に対応する文字を示す文字列型(String)の値。
ASCII コード 0 ~ 31 の範囲の文字は表示できません。この中には次に示す制御文字が含まれています。これらを利用すると MsgBox 関数や InputBox 関数などを使ってメッセージを表示するときに、文字列の中にタブや改行を含めることができます。・Chr(9) …… タブ
・Chr(10) …… ラインフィード文字
・Chr(13) …… キャリッジリターン(改行)
文字列型(String)のデータをバイトデータとして扱う場合は、ChrB 関数を使用します。また、Unicode で文字を扱う場合は、ChrW 関数を使用します。
Chr 関数 の使用例
サンプルVBAソース
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Sub Sample_chr() MsgBox Chr(65) & Chr(32) & Chr(62) & Chr(32) & Chr(66) & Chr(13) & _ Chr(97) & Chr(32) & Chr(37) & Chr(32) & Chr(99) 'Chr(65) … A 'Chr(32) … スペース 'Chr(62) … > 'Chr(66) … B 'Chr(13) … 改行 'Chr(97) … a 'Chr(37) … % 'Chr(99) … c End Sub |
実行結果
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