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Excel(エクセル)のマクロ・VBA・関数・操作などのメモ

エクセルVBA用語集

数字・記号

$

$ 付きの関数について

文字列の処理を行う関数の中には「$」を末尾に付けることが出来る関数が存在します(例:Left 関数・Left$ 関数、Right 関数・Right$ 関数、Mid 関数・Mid$ 関数 など)。
主な違いは、「$」付きの関数は、戻り値が「文字列型」の値になることです。一方「$」なしの関数は、「バリアント型」の値を返します。
バリアント型の関数や変数を扱うと処理が遅くなるので、「$」付きの関数を使用することで処理が高速になります。

アルファベット

A

A1形式

列にアルファベット文字、行に番号を使ってセルを参照する方式。
“B5″(※ R1C1方式では、”R5C2″)

C

Collectionオブジェクト(コレクション)

複数のオブジェクトの集合体。
(例)Workbooks、Worksheets、Range など

CellFormat オブジェクト

Find メソッド や Replace メソッド で、書式の検索または置換する際の書式を設定します。CellFormat オブジェクトを取得するには、Application オブジェクトの FindFormat プロパティまたは ReplaceFormat プロパティを使用します。
CellFormat オブジェクトでセルの書式の検索条件を定義するには、CellFormat オブジェクトの Borders プロパティ、Font プロパティ、または Interior プロパティを使用します。

E

Empty

バリアント型(Variant)変数が初期化されていないことを示します。また、Empty を変数に代入できます。( val = Empty )
※ ただし、数値型の変数の場合、Emptyは「0」と評価され、文字列型の変数では「””(長さ 0 の文字列)」と評価されます。

N

Null

バリアント型(Variant)の変数に格納できる特殊な値。その変数に有効なデータが格納されていないことを示します。Null 値を取得するには、Null 値を明示的に代入する、または Null 値が含まれる式を使用して演算を行う場合のみです。
※ バリアント型以外の変数へ Null を代入するとエラーになります。

O

Option Base 1 ステートメント

モジュールの宣言セクションに Option Base 1 を指定するとモジュール内での配列のインデックス番号の下限値の規定値が「1」になります(何も指定していない状態では「0」が規定値)。
(例)Dim val(3) と宣言した場合、要素数3(インデックス番号1,2,3)の配列となります。

Option Explicit ステートメント

モジュールの宣言セクションに Option Explicit を指定するとモジュール内での明示的な変数宣言が強制されます。
VBE には、自動的に、Option Explicit を記述する設定があります。VBE の [ツール] – [オプション] をクリックすると「オプションダイアログ」が表示されます。その中の、「変数の宣言を強制する」というチェックボックスにチェックを入れて「OK」ボタンを押します。この後モジュールを挿入すると、先頭に Option Explicit が自動的に挿入されます。

Option Private ステートメント

モジュールの宣言セクションに Option Private Module を指定するとエクセルのツールバーにある「マクロ」ボタン(開発タブ)をクリックしたときに表示されるマクロの一覧にそのモジュール内にあるプロシージャは表示されなくなります。
ただし、別のモジュールからは実行可能です(勿論、「Private」のついたプロシージャは、別のモジュールからは実行することはできません)。

R

R1C1形式

セルを行番号列番号で表す方式
“R2C5″(※ A1方式では、”E2″)

RGB 値

RGB値とは,色を指定するための値です。一般的(Webなど)に、RGB 値は、’#’ で構成され、そのすぐ後に、赤(Red)緑(Green)青(Blue)のそれぞれの明度を示す値を 2 桁の 16 進数(10 進数で、0 ~ 255 の値)で表記します。
例えば、赤の場合、R:FF、G:00、B:00 となるので、#FF0000 という表記になります。
ただし、Excel の場合は、この順番が、青(Blue)緑(Green)赤(Red)の順になります。RGB 関数を使って、赤を表示すると以下のようになります。
(例) result = WorksheetFunction.Dec2Hex ( RGB( 255, 0, 0 ), 6 )
(結果)result は、0000FF になります。
(※) WorksheetFunction.Dec2Hex は、10進数を16進数に変換する Excel 関数で、最初の引数には10進数の値、次の引数には桁数を指定します。

V

VBA 関数

エクセルでは、ワークシート上で利用できるさまざまな関数(ワークシート関数)がありますが、VBA にも、さまざまな関数が用意されています(VBA 関数)。似た名前のものもありますが、別物なので混同しないよう注意が必要です。

あいうえお

あ行

アクティブセル領域

起点となるセルの上下左右方向で、空白行、空白列に囲まれた領域(セル範囲)のこと。

オブジェクト

VBA で、何かの操作をする対象となるものの事。
(例)Excel VBA では、Application(Excel)、Workbook(ブック)、Worksheet(シート)、Range(セル)、Chart(グラフ)など

か行

組み込み定数

Excel や VBA であらかじめ用意されている定数です。プロパティの設定値や関数の引数の値などを指定するために使用し、わかりやすいように文字列が割り当てられています。内部的には長整数型(Long)の値として扱われます。

コレクション(Collectionオブジェクト)

複数のオブジェクトの集合体。
(例)Workbooks、Worksheets、Range など

さ行

識別子

識別子とは、変数・定数・クラス等の名前で、開発者が命名することが可能です。
ただし、いくつかのルールが存在し、そのルールに従わないとエラーが発生します。
【ルール例】
・255 文字を超えることはできません
・VBA の予約語を使用することはできません
・先頭に数字や記号は使えません
など

ステートメント

コード内で任意の操作、宣言、および定義を行うための、完結した構文を持つ最小単位のことをステートメントと言います。通常は、1 行に 1 つのステートメントを記述します。ステートメント同士をコロン (:) で区切ると、1 行に複数のステートメントを記述することができます。また、行継続文字であるスペースとアンダスコアの組み合わせ ( _) を使うと、1 つの論理行を 2 行以上の物理行に分けて記述することができます。

た行

定数

定数とは、変数と同様に値を一時的に格納しておくための入れ物ですが、変数と違うのは、プログラム実行中に定数の値を変更することはできません。定数には、ユーザー定義定数組み込み定数があります。

な行

は行

日付/時刻リテラル

シャープ記号(#)で囲まれた有効な形式の文字列。有効な形式とは、国別情報の設定によって指定された日付の書式、または共通日付形式のこと。VBE では、日付リテラルを入力した際、自動的に表示形式を変更します(例えば「#2014/4/12#」と入力すると「#4/12/2014#」に変更されます)。
(例:日付)#12/31/1997#
(例:時刻)#10:25:32 AM#
(例:日付時刻)#3/10/2014 11:25 PM#

プロシージャ

実行時に 1 つの単位として処理されるコードの集まり。VBAの場合、主に Subプロシージャ(戻り値がない)と Functionプロシージャ(戻り値がある)が使われます。

プロパティ

オブジェクトごとに設定されている属性情報。プロパティには値が設定されており、オブジェクトの性質を表します。
(例)Nameプロパティ、Cellsプロパティ、Valueプロパティ など

ポイント(単位)

1 インチは、72 ポイント、1 インチは、25.4 mm なので、1 ポイントは、約 0.35 mm になります。Excel では、セルの高さ、幅の単位に使われています。

ま行

メソッド

オブジェクトごとに設定されており、オブジェクトに対して操作・命令を行う。
(例)Copy、Cut、Paste、Print など

や行

ユーザー定義定数

ユーザーが自由に設定できる定数のことで、Const ステートメントを使用して宣言します。

ら行

わ行

ワークシート関数

エクセルのワークシート上で利用することができる関数のこと。これに対してVBAで利用できる関数の事を「VBA 関数」と呼びます。これらの中には、名前、機能、使い方などがそっくりのものがありますが全く別物なので注意が必要です。
また、ワークシート関数をVBA から使用することもできます。
(書式)WorksheetFunction.ワークシート関数名 ( 引数 )

公開日:
最終更新日:2016/02/06