ユーザー定義関数:自動再計算関数の設定(Volatile メソッド)
ユーザー定義関数で、自動再計算を行うかどうかを設定する
ワークシート上で使用する Function プロシージャ のことをユーザー定義関数と呼びます。ユーザー定義関数を自動再計算関数にするには、Volatile メソッドを実行します。
※ Function プロシージャに関しては、プロシージャを作成する( Sub, Function )を参照してください。
object.Volatile [ ( Volatile ) ]
引数・戻り値
- object ・・・ 対象となる Application オブジェクトを指定します。
- volatile ・・・ True を指定するとその関数は、自動再計算関数になります。False を指定するとその関数は、非自動再計算関数となります。既定値は、True です(省略可)。
自動再計算関数は、ワークシートのいずれかのセルで計算が行われるたびに再計算を行います。これに対して非自動再計算関数では、入力した変数の値が変わったときにだけ再計算を行います。
Volatile メソッド 使用例
サンプルVBAソース
1 2 3 4 5 6 7 8 |
Function MyFunction2() As Long Application.Volatile MyFunction2 = Range("A1").Value * 10 End Function |
実行結果
関連記事
-
-
文字列:文字列左から指定文字数取得(Left 関数,LeftB 関数)
Left 関数・LeftB 関数 の使い方 【書式】 result_left = …
-
-
文字列:文字列の一部を別の文字列で置換(Replace 関数)
Replace 関数の使い方 【書式】 result = Replace ( s …
-
-
日付時刻:日付・時刻の間隔を取得( DateDiff 関数 )
DateDiff 関数の使い方 【書式】 result = DateDiff ( …
-
-
指定したセル範囲のサイズを変更(Resize プロパティ)
Resize プロパティ 指定したセル範囲のサイズ(行数や列数)を変更します。 …
-
-
VBA の演算子(文字連結演算子:& 演算子 + 演算子)
文字連結演算子 文字連結演算子は、文字列の連結を行うときに使用する演算子で、「& …
-
-
Join 関数(配列の要素を結合)
Join 関数 1次元配列の各要素を指定した区切り文字で連結します。 【書式】 …
-
-
VBAの変数宣言
VBAの変数宣言について 変数を暗黙的に宣言する エクセル VBA の場合、明示 …
-
-
オブジェクトの書式をクリアする(ClearFormats メソッド)
ClearFormats メソッド 対象となるオブジェクトの書式(スタイル)を初 …
-
-
文字列:文字列を検索してその最初の文字位置を返す(InStr 関数,InStrB 関数)
InStr 関数・InStrB 関数の使い方 【書式】 result = { I …
-
-
日付時刻:日付時刻データを計算( DateAdd 関数 )
DateAdd 関数(日付・時刻の値を加算・減算結果を取得) 【書式】 resu …