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文字列:2つの文字列を比較する(StrComp 関数)

   

StrComp 関数の使い方


【書式】

result = StrComp ( string1, string2, [ compare ] )


引数・戻り値

  • string1,string2  ・・・  任意の文字列・文字列式を指定します。
  • compare  ・・・  文字列の比較モード(-1,0,1)を指定します。省略時は、「Option Compare ステートメント」の設定により比較モードが決まります。

    定数 内容
    -1 vbUseCompareOption Option Compare ステートメントの設定を使用して比較
    0 vbBinaryCompare バイナリモードの比較
    1 vbTextCompare テキストモードの比較(大文字・小文字を同一視)
    2 vbDatabaseCompare Microsoft Access の場合のみ有効


  • result  ・・・  文字列を比較し結果に応じて(-1,0,1,Null 値)のいずれかを返します。文字の大小関係は基本的には、ASCIIコード・JISコードの大小となります。ただし、テキストモードでは、「大文字・小文字」、「全角・半角」、「かたかな・ひらがな」はいずれも同一とみなされます。

    戻り値 内容
    -1 string1string2 未満
    0 string1string2 は等しい
    1 string1string2 を超える
    Null 値 string1 または string2 が Null 値




StrComp 関数 の使用例

サンプルVBAソース


実行結果

StrComp 関数 例




 - VBA基本 , , ,

Comment

  1. あああああ より:

    戻り値の意味が分かりません
    未満ってなんですか
    超えるってなんですか
    含有とは違うのですか

    • 管理人 より:

      文字の大小関係は、文字コードでの大小となります。
      たとえば「c」と「a」を比べると以下のようになります。

        result = StrComp(“c”, “a”)

      この時、ASCII コードで、”c” は、99 、”a” は 97 となります
      つまり、”c” > “a” となるので、result は、1 となります。

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