配列(宣言・要素数の変更について)
2015/04/01
配列の宣言
<Type 型の静的配列(固定長配列)の宣言>
Dim myArray ( [ lower To ] upper ) As Type
<Variant(バリアント)型の静的配列(固定長配列)の宣言>
Dim myArray ( [ lower To ] upper ) [ As Variant ]
<Type 型の動的配列の宣言>
Dim myArray () As Type
<Variant(バリアント)型の動的配列の宣言>
Dim myArray () [ As Variant ]
<Type 型の配列の要素数の変更>
ReDim [ Preserve ] myArray ( [ lower To ] upper ) [ As Type ]
<Variant(バリアント)型の配列の要素数の変更>
ReDim [ Preserve ] myArray ( [ lower To ] upper ) [ As Variant ]
【各項目の説明】
- myArray ・・・ 配列の変数名
- lower ・・・ 配列の添字最小値(先頭のインデックス:省略可 ⇒ 省略した場合、「0」あるいは、Option Base 1 を指定している場合は「1」となります。)
- upper ・・・ 配列の添字最大値(末尾のインデックス)
- Type ・・・ 変数のデータ型 を指定します。
Preserve:配列の要素数を変更する際、その配列にすでに格納されている値を失わずに要素数を変更するためのキーワードです。
(※ これを使用する時は、配列の次元 を変更することはできません。)
一度宣言した静的配列の要素数・次元を変更することはできません。動的配列の場合、何度でも変更することが可能です。
配列の宣言 実例
VBAソース
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Sub sample_array01() 'String(文字列型)要素数4の静的配列(固定長配列)の宣言 Dim strArray(3) As String 'Integer(整数型)要素数6の静的配列(固定長配列)の宣言 Dim intArray(0 To 5) As Integer 'Variant(バリアント型)要素数25の静的配列(固定長配列)の宣言 Dim myArray(1 To 25) 'Long(長整数型)の動的配列の宣言 Dim lngArray() As Long '要素数を変更 ReDim lngArray(1 To 5) 'Variant(バリアント型)の動的配列の宣言 Dim valArray() '要素数を変更 ReDim valArray(2) MsgBox "型:" & TypeName(strArray) & " / 要素数:" & UBound(strArray) - (LBound(strArray) - 1) & Chr(13) & _ "型:" & TypeName(intArray) & " / 要素数:" & UBound(intArray) - (LBound(intArray) - 1) & Chr(13) & _ "型:" & TypeName(myArray) & " / 要素数:" & UBound(myArray) - (LBound(myArray) - 1) & Chr(13) & _ "型:" & TypeName(lngArray) & " / 要素数:" & UBound(lngArray) - (LBound(lngArray) - 1) & Chr(13) & _ "型:" & TypeName(valArray) & " / 要素数:" & UBound(valArray) - (LBound(valArray) - 1) End Sub |
実行結果
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