列挙型変数(Enum ステートメント)
列挙型変数を使う
列挙型変数を使用するには、Enum ステートメントを使って、宣言をします。
[ Public | Private ] Enum enumname
membername1 [ = long1 ]
membername2 [ = long2 ]
membername3 [ = long3 ]
・・・
End Enum
引数・戻り値
- enumname ・・・ 定義する列挙型変数の名前を指定します(省略不可)。
- membername1,2,3… ・・・ 列挙型 enumname のメンバーとなる定数の名前を指定します(複数指定可、省略不可)。
- long1,2,3… ・・・ 長整数型(Long)の値で指定します。先頭の定数の値(long1)の指定を省略した場合、その値は、0 となります。2 番目以降の定数の値(long2,3,…)の指定を省略した場合、その値は、「直前の membername の値 + 1 」となります。
キーワード Public を指定するとその定数は、すべてのモジュールのどのプロシージャからも参照できます。一方、キーワード Private を指定すると宣言が行われたモジュール内でしか参照できなくなります。Public、Private を省略した場合、Public を指定したものとみなされます。
Enum ステートメント 使用例
サンプルVBAソース
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 |
Enum RegData ID = 1 Name = 2 Pref '値の指定を省略すると、ここでは「3」が割り当てられます。 End Enum Sub Sample_Enum() Dim str As String Dim i As Long For i = 1 To Range("A1").CurrentRegion.Rows.Count str = str & Cells(i, RegData.ID) & vbTab _ & Cells(i, RegData.Name) & vbTab _ & Cells(i, RegData.Pref) & vbCrLf Next i MsgBox str End Sub |
実行結果
関連記事
-
-
引数の整数部分を取得する(Fix 関数・Int 関数)
Fix 関数・Int 関数の使い方 【書式】 number_fix = Fix …
-
-
文字列:文字列を検索してその最初の文字位置を返す(InStr 関数,InStrB 関数)
InStr 関数・InStrB 関数の使い方 【書式】 result = { I …
-
-
文字列:アルファベットを小文字または大文字に変換(LCase 関数,UCase 関数)
LCase 関数・UCase 関数 の使い方 【書式】 <アルファベットの大文字 …
-
-
式の値に応じて多分岐を行う(Switch 関数)
Switch 関数 の使い方 Switch 関数は、「式・値」を対にして指定して …
-
-
テキストファイル(UTF-8)を読み込み、書き出し(ADODB.Stream)
Stream オブジェクト ADO(ActiveX Database Objec …
-
-
Join 関数(配列の要素を結合)
Join 関数 1次元配列の各要素を指定した区切り文字で連結します。 【書式】 …
-
-
日付時刻:数値から日付・時刻データを取得( DateSerial 関数、TimeSerial 関数 )
DateSerial 関数(数値を使って日付データを取得) 【書式】 date …
-
-
ユーザー定義関数:セルを取得する(ThisCell プロパティ)
入力されたセルを取得する ワークシート上で使用する Function プロシージ …
-
-
ショートカットメニュー(CommandBar オブジェクト)
ショートカットメニュー(コンテキストメニュー) 右クリックで表示されるメニューの …
-
-
カレントフォルダ(CurDir 関数、ChDir ステートメント、ChDrive ステートメント)
カレントフォルダ カレントフォルダとは、ブックを開いたり保存するときに既定で参照 …