ある数値が、複数の範囲のどの範囲に含まれるかを示す文字列を返す(Partition 関数)
Partition 関数 の使い方
Partition 関数は、ある数値が、区切られた複数の範囲の中、どの範囲に含まれるかを示す文字列を返します。
result = Partition ( number, start, stop, interval )
引数・戻り値
- number ・・・ 対象となる整数。
- start ・・・ 範囲全体の先頭となる正の整数または 0。
- stop ・・・ 範囲全体の末尾となる start よりも大きい整数。
- interval ・・・ 各範囲の長さを示す1以上の整数。
- result ・・・ number が、どこの範囲にあるかを示す文字列
(書式は、「範囲の先頭の数値:範囲の末尾の数値」)。
(例)result = Partition( 25, 1, 100, 20 )
⇒ result は、21:40 となります。
引数 interval に 1 を指定した場合
引数の start、stop にかかわらず、戻り値 resultは、
「 number:number 」となります。
引数 number が、範囲外の場合
number が、引数の start より小さい場合の戻り値 resultは、
「 :start – 1 」となります。
number が、引数の stop より大きい場合の戻り値 resultは、
「 stop + 1: 」となります。
Partition 関数 の使用例
サンプルVBAソース
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 |
Sub Sample_Partition() Debug.Print Partition(90, 25, 90, 20) Debug.Print Partition(50, 10, 90, 20) Debug.Print Partition(12, 1, 25, 1) '範囲の長さが 1 の場合 Debug.Print Partition(100, 1, 25, 5) '値が範囲の末尾より大きい場合 Debug.Print Partition(20, 25, 90, 15) '値が範囲の先頭より小さい場合 End Sub |
実行結果
関連記事
-
-
VBA で正規表現を使う(RegExp オブジェクト)
RegExp オブジェクト VBA で正規表現を使うには、VBScript のR …
-
-
文字列:文字列を検索してその最初の文字位置を返す(InStr 関数,InStrB 関数)
InStr 関数・InStrB 関数の使い方 【書式】 result = { I …
-
-
取り消し線を設定する(Strikethrough プロパティ)
取り消し線を設定する(Strikethrough プロパティ) Striketh …
-
-
CPU に制御を移す(DoEvents 関数)
DoEvents 関数 DoEvents 関数を実行すると、CPU に制御を移し …
-
-
VBAの変数宣言
VBAの変数宣言について 変数を暗黙的に宣言する エクセル VBA の場合、明示 …
-
-
色の設定(ThemeColor プロパティ・TintAndShade プロパティ)
ThemeColor プロパティ・TintAndShade プロパティ テーマカ …
-
-
IME の現在の状態を取得します(IMEStatus 関数)
IMEStatus 関数の使い方 【書式】 result = IMEStatus …
-
-
文字列:定数(改行・タブ)
改行・タブの定数 これらの定数は、使用前に定義する必要はありません。コード中のど …
-
-
列挙型変数(Enum ステートメント)
列挙型変数を使う 列挙型変数を使用するには、Enum ステートメントを使って、宣 …
-
-
ショートカットメニュー(CommandBar オブジェクト)
ショートカットメニュー(コンテキストメニュー) 右クリックで表示されるメニューの …