指定した数値に対応する選択肢の値・数式を返す(Choose 関数)
Choose 関数 の使い方
Choose 関数は、指定されたインデックス値(1から利用可能な選択肢の数)に対応した値または数式を返します。
result = Choose ( index, choice-1 [, choice-2, … , choice-n ] )
引数・戻り値
- index ・・・ 採用するインデックス値(1から利用可能な選択肢の数までの範囲内の値)を指定します。
- choice-1, choice-2, … , choice-n ・・・ 各選択肢には、式・値を指定します。
- result ・・・ 引数 index が、i の場合、引数 choice-i の値(式)となります。
Choose 関数は、選択肢が1つだけ返されますが、評価はすべての選択肢に対して行われます。このため、評価すると 0 による除算エラーが発生する式が1つでも含まれている場合は、エラーとなります。
引数 index が、1未満の場合や、リストに含まれる選択肢の数を超える場合は、Choose 関数の戻り値は Null 値になります。
引数 index が整数でない場合は、最も近い整数に丸められてから評価されます。
Choose 関数 の使用例
サンプルVBAソース
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 |
Sub Sample_Choose1() Dim Kuji Kuji = Int(Rnd * 8) + 1 '1 から 8 までのランダムな整数を発生させます。 '1⇒大吉, 2⇒吉, 3⇒中吉, 4⇒小吉, 5⇒末吉, 6⇒凶, 7⇒大凶, 8⇒エラー MsgBox Choose(Kuji, "大吉", "吉", "中吉", "小吉", "末吉", "凶", "大凶") End Sub |
実行結果
Kuji = 1 ⇒「大吉」が表示される
実行結果
Kuji = 8 ⇒ 選択肢にないので、Choose 関数の戻り値は Null 値となる
関連記事
-
-
日付時刻:数値から日付・時刻データを取得( DateSerial 関数、TimeSerial 関数 )
DateSerial 関数(数値を使って日付データを取得) 【書式】 date …
-
-
VBA で正規表現を使う(RegExp オブジェクト)
RegExp オブジェクト VBA で正規表現を使うには、VBScript のR …
-
-
文字列:文字列を指定した形式に変換する(StrConv 関数)
StrConv 関数の使い方 【書式】 result = StrConv ( s …
-
-
文字列:文字列変数内の一部を置き換える(Mid・MidB ステートメント)
Mid・MidB ステートメントの使い方 【書式】 { Mid | MidB } …
-
-
文字列:文字列を最後から検索してその最初の文字位置を返す(InStrRev 関数)
InStrRev 関数 任意の文字列の中で、指定した文字列を最後から検索して、見 …
-
-
ユーザー設定リストを使って並べ替える(Sort)
VBAでリスト、テーブルを並べ替える(Sort) VBAで、ソートを行うには、S …
-
-
IME の現在の状態を取得します(IMEStatus 関数)
IMEStatus 関数の使い方 【書式】 result = IMEStatus …
-
-
出力位置、書き込み位置を設定(Tab 関数)
出力位置、書き込み位置を設定 Tab 関数 は、Print メソッド、または P …
-
-
文字列:指定した数の空白(スペース)からなる文字列を返す(Space 関数)
Space 関数 【書式】 result = Space ( number ) …
-
-
文字列:文字列を検索してその最初の文字位置を返す(InStr 関数,InStrB 関数)
InStr 関数・InStrB 関数の使い方 【書式】 result = { I …