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Excel(エクセル)のマクロ・VBA・関数・操作などのメモ

変数がNull 値かどうかをチェックする( IsNull 関数 )

   

IsNull 関数の使い方


【書式】

result = IsNull ( expression )


【引数・戻り値】

  • expression  ・・・  調べる変数や式
  • result  ・・・  引数 expression が、Null 値を含んでいるかどうかを調べた結果
    (ブール型:Null 値を含む場合は、True / そうでなければ、False )。

変数が Null 値 である場合とは、有効なデータが入っていないことを示す値のことです。変数が初期化されていない場合( Empty )、長さ「0」の文字列( Null文字 )の場合とは異なります。

引数 expression が複数の変数で構成されている場合、その中の変数が1つでも Null 値の場合は、式全体が Null 値となります。(※ ただし、「&」演算子を使用した場合は複数の変数があっても Null 値とならない場合もあります。⇒ 「VBA の演算子(文字連結演算子:& 演算子 + 演算子)」を参照)

If ステートメント等を使って、
  If value = Null then …
  If value <> Null then …
とした場合、いずれの式も False(偽)と評価されてしまいます。これは Null 値を含む式は、式自体が Null 値となり、偽 (False) と評価されるためです


IsNull 関数の使用例

サンプルVBAソース<その1>


実行結果(その1)

IsNull 関数 例1



サンプルVBAソース<その2>


実行結果(その2)

IsNull 関数 例2




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