色の設定(ThemeColor プロパティ・TintAndShade プロパティ)
2015/08/26
ThemeColor プロパティ・TintAndShade プロパティ
テーマカラーを使用して、セルやフォントなどの色を設定する場合、ThemeColor プロパティで、基準となる色を指定し、TintAndShade プロパティで、明るさを指定します。
ThemeColor プロパティ
<取得>
result = Object.ThemeColor
<設定>
Object.ThemeColor = index
引数・戻り値
- object ・・・ 対象となる オブジェクトを指定します。
Border オブジェクト(罫線)、Borders オブジェクト(輪郭線)、Font オブジェクト(文字)、Interior オブジェクト(セル)、FormatColor(カラースケール) など - index ・・・ テーマカラーの基本色を表すMsoThemeColorSchemeindex 列挙型(または XlThemeColor 列挙型)の定数または値(1 ~ 12)を指定します。
- result ・・・ 設定されているテーマカラーを表す値1 ~ 12)。
テーマカラーの基本 12 色(Excel 2007 以降で追加された機能なので、それ以前のバージョンでは使用できません。)
引数 index に指定する定数(MsoThemeColorSchemeIndex 列挙)
定数 | 値 | 内容 |
msoThemeDark1 | 1 | テキスト/背景:濃色 1 |
msoThemeLight1 | 2 | テキスト/背景:淡色 1 |
msoThemeDark2 | 3 | テキスト/背景:濃色 2 |
msoThemeLight2 | 4 | テキスト/背景:淡色 2 |
msoThemeAccent1 | 5 | アクセント 1 |
msoThemeAccent2 | 6 | アクセント 2 |
msoThemeAccent3 | 7 | アクセント 3 |
msoThemeAccent4 | 8 | アクセント 4 |
msoThemeAccent5 | 9 | アクセント 5 |
msoThemeAccent6 | 10 | アクセント 6 |
msoThemeHyperlink | 11 | ハイパーリンク |
msoThemeFollowedHyperlink | 12 | 表示済みのハイパーリンク |
TintAndShade プロパティ
<取得>
result = Object.TintAndShade
<設定>
Object.TintAndShade = single
引数・戻り値
- object ・・・ 対象となる オブジェクトを指定します。
Border オブジェクト(罫線)、Borders オブジェクト(輪郭線)、Font オブジェクト(文字)、Interior オブジェクト(セル)、FormatColor(カラースケール) など - single ・・・ 色の明るさを -1(暗い) ~ 1(明るい)で指定します。
- result ・・・ 色の明るさを示す値(内部処理形式 Single のバリアント型)。
ThemeColor プロパティ・TintAndShade プロパティ 使用例
サンプルVBAソース
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 |
Sub Sample_ThemeColor Dim myRng As Range Set myRng = Range("B2:F6") With myRng 'セル範囲をテーマカラーで塗りつぶす .Interior.ThemeColor = msoThemeAccent5 .Interior.TintAndShade = 0.8 '範囲の罫線をテーマカラーで色をつける .Borders.ThemeColor = msoThemeAccent2 .Borders.TintAndShade = 0.5 '範囲の罫線を太線にする(わかりやすくするため) .Borders.Weight = xlThick End With End Sub |
実行結果
関連記事
-
フォント名(Name,ThemeFont,StandardFont)
フォント名を取得・設定する(Name プロパティ) Name プロパティは、オブ …
-
コレクション(Collection)オブジェクト「連想配列」
コレクション(Collection)オブジェクトの使い方 【書式】 Dim my …
-
データ型を調べてそのデータ型を示す文字列を返す(TypeName 関数)
TypeName 関数 の使い方 TypeName 関数は、引数に、データ型を調 …
-
Option Compare ステートメント
Option Compare ステートメントの使い方 【書式】 Option C …
-
変数がEmpty 値かどうかをチェックする( IsEmpty 関数 )
IsEmpty 関数の使い方 【書式】 result = IsEmpty ( e …
-
Split 関数(文字列型の一次配列を作成)
Split 関数の使い方 【書式】 myArray = Split ( expr …
-
VBA の演算子(文字連結演算子:& 演算子 + 演算子)
文字連結演算子 文字連結演算子は、文字列の連結を行うときに使用する演算子で、「& …
-
配列(宣言・要素数の変更について)
配列の宣言 【書式】※ 配列の宣言 <Type 型の静的配列(固定長配列)の宣言 …
-
文字列:2つの文字列を比較する(StrComp 関数)
StrComp 関数の使い方 【書式】 result = StrComp ( s …
-
連想配列(Dictionary オブジェクト)
連想配列 連想配列とは、添字(キー)に文字列を使用することができる配列です。 V …