Excel（エクセル）のマクロ・ＶＢＡ・関数・操作などのメモ

PDF または XPS 形式で出力（ExportAsFixedFormat メソッド）

2015/10/23

ExportAsFixedFormat メソッド

ブックやシートの内容を PDF 形式または、XPS 形式で出力します。

【書式】

object.ExportAsFixedFormat ( type [, filename, quality, includedocproperties, ignoreprintareas, from, to, openafterpublish, fixedformatextclassptr ] )

引数・戻り値

object ・・・対象となる Workbook オブジェクト、Sheet オブジェクト、Chart オブジェクト、Range オブジェクト を指定します。
type ・・・出力するファイルの種類を表す XlFixedFormatType 列挙型 の定数またはその値を指定します（省略不可）。

定数値内容

xlTypePDF 0 PDF 形式のファイル（拡張子：.pdf）で出力

xlTypeXPS 1 XPS 形式のファイル（拡張子：.xps）で出力
filename ・・・保存するファイル名を指定します。パスを含めない場合は、カレントフォルダ内に保存されます（省略可）。
quality ・・・出力品質を表す XlFixedFormatQuality 列挙型 の定数またはその値を指定します（省略可）。

定数値内容

xlQualityStandard 0 標準品質（既定値）

xlQualityMinimum 1 最小限の品質
includedocproperties ・・・ドキュメントプロパティが含める場合は、True を指定、含めない場合は、False に指定します（省略可）。
ignoreprintareas ・・・印刷範囲を無視する場合は、True を指定、しない場合は、False（既定値）を指定します（省略可）。
from ・・・印刷を開始するページ番号を指定します。省略すると先頭のページから印刷します。
to ・・・印刷を終了するページを指定します。省略すると最後のページまで印刷します。
openafterpublish ・・・ True を指定すると、出力後に、対応するアプリケーションで開きます。False（既定値）を指定すると出力のみです（省略可）。
fixedformatextclassptr ・・・ FixedFormatExt クラスへのポインターです（省略可）。

出力先に同名のファイルが既に存在している場合は、上書きされるので注意が必要です。

ExportAsFixedFormat メソッド使用例

サンプルVBAソース

　
Sub Sample_ExportAsFixedFormat()

    Dim FName As String
    
    FName = CreateObject("WScript.Shell").SpecialFolders("Desktop") & "\Test.pdf"

    ActiveWorkbook.ExportAsFixedFormat _
        Type:=xlTypePDF, FileName:=FName, OpenAfterPublish:=True
    

End Sub

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Sub Sample_ExportAsFixedFormat()

Dim FName As String

FName = CreateObject("WScript.Shell").SpecialFolders("Desktop") & "\Test.pdf"

ActiveWorkbook.ExportAsFixedFormat _

Type:=xlTypePDF, FileName:=FName, OpenAfterPublish:=True

End Sub

　

実行結果

- ブック・シートの操作 Chart オブジェクト, ExportAsFixedFormat メソッド, Range オブジェクト, Sheet オブジェクト, VBA基本, Workbook オブジェクト, エクセルVBA, ブック・シートの操作

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