ExcelWork.info

Excel(エクセル)のマクロ・VBA・関数・操作などのメモ

エラー(CVErr 関数・IsError 関数・Error 関数)

   

CVErr 関数(エラー番号をエラー値に変換する)の使い方


【書式】

return_value = CVErr ( error_number )


【引数・戻り値の説明】

  • error_number  ・・・  任意の数値 (エラー番号) を指定します。
  • return_value  ・・・  エラー値(バリアント型)

CVErr 関数の戻り値エラー値 return_value )をバリアント型以外の変数に直接代入することはできません。ただし、CVErr 関数の戻り値を明示的に変換 (CInt 関数、CDbl 関数などを使用して変換) することにより、適切なデータ型の変数に代入することはできます。


IsError 関数(エラー値を含んでいるかどうかを調べる)の使い方


【書式】

return_value = IsError ( expression )


【引数・戻り値の説明】

  • expression  ・・・  エラー値を含んでいるかどうかチェックを行いたいセルの値や変数・数式を指定します。
  • return_value  ・・・  expression がエラー値かどうかを調べて結果をブール型(Boolean)で返します。(expression がエラー値の時は True / エラー値でない時はFalse

エラー値を生成するには CVErr 関数 を使います。



CVErr 関数・IsError 関数 の使用例

サンプルVBAソース


実行結果

CVErr 関数・IsError 関数 例



Error 関数(エラー番号に対応したエラーメッセージを返す)の使い方


【書式】

error_message = Error ( [ error_number ] )


【引数・戻り値の説明】

  • error_number  ・・・  任意のエラー番号を指定します。error_number が定義されていない場合、Error 関数は文字列 “アプリケーション定義またはオブジェクト定義のエラーです。” を返します。また有効な範囲外の番号を指定すると、実行時エラーが発生します。error_number を省略すると、最後に発生した実行時エラーに対応するメッセージを返します。実行時エラーが発生していない場合、Error 関数は長さ 0 の文字列 (“”) を返します。(省略可能)
  • error_message  ・・・  error_number に対応するエラーメッセージを返します。


Error 関数 の使用例

サンプルVBAソース


実行結果

Error 関数




 - VBA基本 , , , ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

  関連記事

太字・斜体(Bold,Italic,FontStyle)例
フォント 太字・斜体(Bold, Italic, FontStyle プロパティ)

太字の設定(Bold プロパティ) Bold プロパティは、フォントを太字にする …

引数の整数部分を取得する(Fix 関数・Int 関数)

Fix 関数・Int 関数の使い方 【書式】 number_fix = Fix …

ADO Stream オブジェクト テキスト(UTF-8)読み込み
テキストファイル(UTF-8)を読み込み、書き出し(ADODB.Stream)

Stream オブジェクト ADO(ActiveX Database Objec …

VBAの変数宣言

VBAの変数宣言について 変数を暗黙的に宣言する エクセル VBA の場合、明示 …

変数が数値型かどうかをチェックする( IsNumeric 関数 )

IsNumeric 関数の使い方 【書式】 result = IsNumeric …

no image
VBA の演算子(比較演算子)

比較演算子 比較演算子による演算の結果は「真」の場合は「True」、「偽」の場合 …

取り消し線を設定する(Strikethrough プロパティ)

取り消し線を設定する(Strikethrough プロパティ) Striketh …

式を評価し、結果(真・偽)に応じた式・値を返す(IIf 関数)

IIf 関数 の使い方 IIf(アイイフ)関数は、式を評価してその結果(真・偽) …

配列の添字の最小値を「1」に設定する

Option Base ステートメントを使用する 【書式】 Option Bas …

文字列:文字列左から指定文字数取得(Left 関数,LeftB 関数)

Left 関数・LeftB 関数 の使い方 【書式】 result_left = …