式の値に応じて多分岐を行う(Switch 関数)
Switch 関数 の使い方
Switch 関数は、「式・値」を対にして指定して、左から順に評価し、最初に真(True)に評価された値を返します。
result = Switch ( expr1, value1 [, expr2, value2, … , exprn, valuen ] )
引数・戻り値
- expr1,expr2 … exprn ・・・ 評価対象の式を指定します。
- value1,value2 … valuen ・・・ 対応する式( expr1, expr2 … exprn )が真(True)の場合に返す式・値を指定します。
- result ・・・ 引数( expr1, expr2 … exprn )で最初に、真(True)と評価された式に対応する Value。
Switch 関数は、左から右の順で式を評価し、最初に真(True)と評価された式に対応した値(式)が返されますが、評価はすべての式に対して行われます。このため、評価すると 0 による除算エラーが発生する式が1つでも含まれている場合は、エラーとなります。
真(True)と評価された最初の式に、Null 値が関連付けられている場合、Null 値を返します。
また、すべての式が真(True)と評価されない場合も Null 値を返します。
Switch 関数 の使用例
サンプルVBAソース
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Sub Sample_Switch() Dim str, ret str = InputBox("数字「1-3」のいずれかを入力してください") ret = Switch(str = 1, "1 を入力", str = 2, "2 を入力", str = 3, "3 を入力") If Not IsNull(ret) Then MsgBox ret Else MsgBox "「1-3」以外を入力しました" End If End Sub |
実行結果(「2」を入力)
実行結果(「abc」を入力)
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