式を評価し、結果(真・偽)に応じた式・値を返す(IIf 関数)
IIf 関数 の使い方
IIf(アイイフ)関数は、式を評価してその結果(真・偽)に応じた式・値を返します。
result = IIf ( expr, true_part, false_part )
引数・戻り値
- expr ・・・ 評価対象の式を指定します。
- true_part ・・・ 引数 expr が真(True)の場合に返す式・値を指定します。
- false_part ・・・ 引数 expr が偽(False)の場合に返す式・値を指定します。
- result ・・・ 引数 expr が、真(True)の場合は、true_part の値を、偽(False)の場合は、false_part の値になります。
IIf 関数は、引数 true_part または false_part のいずれか一方のみ返されますが、評価は両方の引数に対して行われます。
たとえば、引数 false_part を評価した結果 0 による除算エラーが発生する場合、引数 expr が真(True)であってもエラーが発生します。
IIf 関数 の使用例
サンプルVBAソース
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 |
Sub Sample_iif() Dim str_true As String, str_false As String str_true = "真です" str_false = "偽です" '2010年1月1日は奇数日なので「偽」 Debug.Print IIf(Day("2010/1/1") Mod 2 = 0, str_true, str_false) '2010年1月1日は金曜日なので「真」 Debug.Print IIf(Weekday("2010/1/1") = vbFriday, str_true, str_false) '「Null 値」は、「偽」 Debug.Print IIf(Null, str_true, str_false) End Sub |
実行結果
関連記事
-
上付き文字・下付き文字(Superscript,Subscript)
上付き文字(Superscript プロパティ) Superscript プロパ …
-
データ型を調べて、そのデータ型を示す数値を返す(VarType 関数)
VarType 関数 の使い方 VarType 関数は、引数に、データ型を調べた …
-
連想配列(Dictionary オブジェクト)
連想配列 連想配列とは、添字(キー)に文字列を使用することができる配列です。 V …
-
Array 関数(バリアント型の配列を作成)
Array 関数の使い方 【書式】 myArray = Array ( elem …
-
ユーザー定義関数:セルを取得する(ThisCell プロパティ)
入力されたセルを取得する ワークシート上で使用する Function プロシージ …
-
乱数ジェネレータを初期化 (乱数系列を再設定) する(Randomize ステートメント)
Randomize ステートメントの使い方 Rnd 関数 を使用する前に使用しま …
-
RGB 値一覧表(XlRgbColor 列挙型)
RGB 値(XlRgbColor 列挙型)一覧表 RGB 関数を使用して、出力さ …
-
日付時刻:数値から日付・時刻データを取得( DateSerial 関数、TimeSerial 関数 )
DateSerial 関数(数値を使って日付データを取得) 【書式】 date …
-
変数が数値型かどうかをチェックする( IsNumeric 関数 )
IsNumeric 関数の使い方 【書式】 result = IsNumeric …
-
文字列:文字列右から指定文字数取得(Right 関数,RightB 関数)
Right 関数・RightB 関数 の使い方 【書式】 result_righ …