式の値に応じて多分岐を行う(Switch 関数)
Switch 関数 の使い方
Switch 関数は、「式・値」を対にして指定して、左から順に評価し、最初に真(True)に評価された値を返します。
result = Switch ( expr1, value1 [, expr2, value2, … , exprn, valuen ] )
引数・戻り値
- expr1,expr2 … exprn ・・・ 評価対象の式を指定します。
- value1,value2 … valuen ・・・ 対応する式( expr1, expr2 … exprn )が真(True)の場合に返す式・値を指定します。
- result ・・・ 引数( expr1, expr2 … exprn )で最初に、真(True)と評価された式に対応する Value。
Switch 関数は、左から右の順で式を評価し、最初に真(True)と評価された式に対応した値(式)が返されますが、評価はすべての式に対して行われます。このため、評価すると 0 による除算エラーが発生する式が1つでも含まれている場合は、エラーとなります。
真(True)と評価された最初の式に、Null 値が関連付けられている場合、Null 値を返します。
また、すべての式が真(True)と評価されない場合も Null 値を返します。
Switch 関数 の使用例
サンプルVBAソース
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 |
Sub Sample_Switch() Dim str, ret str = InputBox("数字「1-3」のいずれかを入力してください") ret = Switch(str = 1, "1 を入力", str = 2, "2 を入力", str = 3, "3 を入力") If Not IsNull(ret) Then MsgBox ret Else MsgBox "「1-3」以外を入力しました" End If End Sub |
実行結果(「2」を入力)
実行結果(「abc」を入力)
関連記事
-
-
変数がEmpty 値かどうかをチェックする( IsEmpty 関数 )
IsEmpty 関数の使い方 【書式】 result = IsEmpty ( e …
-
-
指定した文字列を数値に変換する(Val 関数)
Val 関数 の使い方 Val 関数は、指定した文字列に含まれる数字を数値として …
-
-
オブジェクトの書式をクリアする(ClearFormats メソッド)
ClearFormats メソッド 対象となるオブジェクトの書式(スタイル)を初 …
-
-
Join 関数(配列の要素を結合)
Join 関数 1次元配列の各要素を指定した区切り文字で連結します。 【書式】 …
-
-
VBA の演算子(演算子の優先順位)
演算子の優先順位 演算子の優先順位とは、1つの式の中に演算子が複数ある場合、どの …
-
-
文字に下線を設定する(Underline プロパティ)
下線を設定(Underline プロパティ) Underline プロパティは、 …
-
-
列挙型変数(Enum ステートメント)
列挙型変数を使う 列挙型変数を使用するには、Enum ステートメントを使って、宣 …
-
-
ユーザー定義関数:自動再計算関数の設定(Volatile メソッド)
ユーザー定義関数で、自動再計算を行うかどうかを設定する ワークシート上で使用する …
-
-
Array 関数(バリアント型の配列を作成)
Array 関数の使い方 【書式】 myArray = Array ( elem …
-
-
ショートカットメニュー(CommandBar オブジェクト)
ショートカットメニュー(コンテキストメニュー) 右クリックで表示されるメニューの …