CPU に制御を移す(DoEvents 関数)
DoEvents 関数
DoEvents 関数を実行すると、CPU に制御を移し、他のアプリケーションが実行できるようになります。
DoEvents
DoEvents 関数 使用例
ユーザーフォーム
ユーザーフォームを挿入し(UserForm1)、ラベル(Label1)1つとコマンドボタン(CommandButton1、CommandButton2)2つを追加します。
サンプルVBAソース
1 2 3 4 5 6 7 |
Sub Sample_DoEvents() UserForm1.Show End Sub |
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Private i As Long Private myTimer As Boolean '「START」ボタンをクリックした時の処理 Private Sub CommandButton1_Click() myTimer = True Call Sample_Timer End Sub '「STOP」ボタンをクリックした時の処理 Private Sub CommandButton2_Click() myTimer = False End Sub 'UserForm1 を表示した時の処理 Private Sub UserForm_Initialize() 'Label1 に「0 回」を表示 UserForm1.Label1.Caption = "0 回" 'CommandButton1 に「START」を表示 UserForm1.CommandButton1.Caption = "START" 'CommandButton2 に「STOP」を表示 UserForm1.CommandButton2.Caption = "STOP" End Sub 'Label1 に 回数を表示します Sub Sample_Timer() Do While myTimer = True i = i + 1 Label1.Caption = i & " 回" DoEvents Loop End Sub |
実行結果
「標準モジュール」の Sample_DoEvents を実行
「START」(CommandButton1)をクリック、その後「STOP」(CommandButton2)をクリック
上記のサンプルで、DoEvents は、必ず指定してください。外すと無限ループに入ってしまうので、注意してください。
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