ユーザー設定のビュー(CustomViews プロパティ)
2015/12/11
ユーザー設定のビュー
CustomViews コレクションは、ユーザー設定ビューを表し、CustomViews プロパティを使用して取得することができます。また、CustomView オブジェクトは、登録されている各ビューを表し、取得するには、CustomViews(index) プロパティを使用します。
<CustomViews コレクションの取得>
object.CustomViews
引数・戻り値
- object ・・・ 対象となる Workbook オブジェクトを指定します。
- index ・・・ 登録されているビューの名前またはインデックス番号を指定します。
- object ・・・ 対象となる Workbook オブジェクトを指定します。
- index ・・・ 登録されているビューの名前またはインデックス番号を指定します。
CustomViews の主なメソッド
CustomViews.Add メソッド
object.Add ( viewname, printsettings, rowcolsettings )
引数・戻り値
- object ・・・ 対象となる CustomViews コレクションを指定します。
- viewname ・・・ 新しいビューの名前を指定します。省略不可。
- printsettings ・・・ ユーザー設定のビューに印刷設定を含める場合は、True を指定します。省略時は、True を指定したことになります。
- rowcolsettings ・・・ ユーザー設定のビューに非表示の行や列の設定(フィルター情報を含む)を含める場合は、True を設定します。省略時は、True を指定したことになります。
- 戻り値 ・・・ 新しいユーザー設定のビューを表す CustomView オブジェクト。
CustomViews.Item メソッド
- object ・・・ 対象となる CustomViews コレクションを指定します。
- viewname ・・・ 新しいビューの名前を指定します。省略不可。
- printsettings ・・・ ユーザー設定のビューに印刷設定を含める場合は、True を指定します。省略時は、True を指定したことになります。
- rowcolsettings ・・・ ユーザー設定のビューに非表示の行や列の設定(フィルター情報を含む)を含める場合は、True を設定します。省略時は、True を指定したことになります。
- 戻り値 ・・・ 新しいユーザー設定のビューを表す CustomView オブジェクト。
CustomViews コレクション から単一の CustomView オブジェクト を取得します。
object[.Item] ( index )
引数・戻り値
- object ・・・ 対象となる CustomViews コレクションを指定します。
- index ・・・ 登録されているビューの名前またはインデックス番号を指定します。
Item は、省略可能です。
CustomViews.Item (index )プロパティ の詳細に関しては、ユーザー設定のビュー(CustomView オブジェクト) を参照してください。
- object ・・・ 対象となる CustomViews コレクションを指定します。
- index ・・・ 登録されているビューの名前またはインデックス番号を指定します。
Item は、省略可能です。
CustomViews.Item (index )プロパティ の詳細に関しては、ユーザー設定のビュー(CustomView オブジェクト) を参照してください。
CustomViews の主なプロパティ
CustomViews.Count プロパティ
object.Count
引数・戻り値
- object ・・・ 対象となる CustomViews コレクションを指定します。
- 戻り値 ・・・ コレクションに含まれるオブジェクトの数(つまり登録されているビューの数)を表す長整数型(Long)の値。
- object ・・・ 対象となる CustomViews コレクションを指定します。
- 戻り値 ・・・ コレクションに含まれるオブジェクトの数(つまり登録されているビューの数)を表す長整数型(Long)の値。
CustomViews プロパティ 使用例
サンプルVBAソース
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 |
Sub Sample01_CustomViews() Worksheets("Sheet1").Select Dim v As CustomView 'すべてのユーザー設定ビューを削除 With ActiveWorkbook For Each v In .CustomViews v.Delete Next v End With '新規ビューの作成 1 ActiveWorkbook.CustomViews.Add "テスト結果一覧表", True, True 'D,E,F 列を非表示 Columns("D:E").EntireColumn.Hidden = True '新規ビューの作成 2 ActiveWorkbook.CustomViews.Add ViewName:="テスト結果(英・国・数)", _ PrintSettings:=True, _ RowColSettings:=True End Sub Sub Sample02_CustomViews() '設定されているユーザー設定ビューの名前を表示 Dim CustomViewsNames As String Dim i As Integer With ActiveWorkbook.CustomViews For i = 1 To .Count CustomViewsNames = CustomViewsNames & .Item(i).Name & vbCrLf Next i End With MsgBox CustomViewsNames End Sub Sub Sample03_CustomViews() 'ユーザー設定ビューを表示 ActiveWorkbook.CustomViews.Item(1).Show End Sub Sub Sample04_CustomViews() 'ユーザー設定ビューを表示 ActiveWorkbook.CustomViews("テスト結果(英・国・数)").Show End Sub |
実行結果
実行前
Sub Sample01_CustomViews() を実行
Sub Sample02_CustomViews() を実行
Sub Sample03_CustomViews() を実行
Sub Sample04_CustomViews() を実行
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