VBAの変数宣言
VBAの変数宣言について
変数を暗黙的に宣言する
エクセル VBA の場合、明示的に変数宣言せずに変数を使用すると、バリアント型(Variant)として暗黙的に変数宣言されます。
ただし、バリアント型の変数は、他のデータ型で宣言した変数よりもメモリを多く使用します。また、変数名の競合によるエラーや入力ミスによるエラーを起こすことを防ぐため通常は、変数を明示的に宣言します。
強制的に、変数を明示的に宣言する(その1)
モジュールの宣言セクションに Option Explicit ステートメントを指定するとモジュール内のすべての変数の明示的な宣言が強制されます。
この時、宣言されていない変数名やスペルミスした変数名が検出されるとコンパイル時にエラーが発生します。
強制的に、変数を明示的に宣言する(その2)
VBE(Visual Basic Editor)の [ツール] の [オプション] からも設定可能で、ここで設定すると、すべての新規モジュールに対して、Option Explicit ステートメントを自動的に追加します。
【以下 設定方法】
- [ツール] から [オプション] を選んでクリックします。

- [オプション] ダイアログボックスが表示されるので、[編集] タブの [変数の宣言を強制する] のチェックボックスにチェックを入れて「OK」ボタンをクリックします。

- 新しく、標準モジュールを追加してみると

- 自動的に、モジュールの宣言セクションに Option Explicit ステートメントが追加されます。

関連記事
-
-
VBA の演算子(文字連結演算子:& 演算子 + 演算子)
文字連結演算子 文字連結演算子は、文字列の連結を行うときに使用する演算子で、「& …
-
-
日付時刻:年・月・日を取得(Year、Month、Day 関数)
日付から年・月・日を取得する関数 【書式】 date_year = Year ( …
-
-
文字列:文字列の空白を削除(Trim 関数, LTrim関数, RTrim関数)
Trim 関数・LTrim 関数・RTrim 関数の使い方 【書式】 <先頭と末 …
-
-
変数がEmpty 値かどうかをチェックする( IsEmpty 関数 )
IsEmpty 関数の使い方 【書式】 result = IsEmpty ( e …
-
-
対象のオブジェクトをクリアする(Clear メソッド)
Clear メソッド 対象となるオブジェクト全体をクリアします。Range オブ …
-
-
Math 関数( Abs,Atn,Cos,Exp,Log,Rnd,Sgn,Sin,Sqr,Tan )
Abs 関数 【書式】 value = Abs ( number ) 【引数・戻 …
-
-
ユーザー定義関数:セルを取得する(ThisCell プロパティ)
入力されたセルを取得する ワークシート上で使用する Function プロシージ …
-
-
Array 関数(バリアント型の配列を作成)
Array 関数の使い方 【書式】 myArray = Array ( elem …
-
-
VBA で正規表現を使う(RegExp オブジェクトのメソッド)
RegExp オブジェクトのメソッド RegExp オブジェクトの詳細に関しては …
-
-
日付時刻:日付・時刻の間隔を取得( DateDiff 関数 )
DateDiff 関数の使い方 【書式】 result = DateDiff ( …
- PREV
- アウトラインの作成
- NEXT
- 変数のデータ型・宣言(Dim ステートメント)

