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開いているファイルの読み取り位置または書き込み位置を設定(Seek ステートメント)

   

Seek ステートメント

Open ステートメント で開いているファイルで、次に読み取りを行う位置または、書き込みを行う位置を設定します。


【構文】

Seek #filenumber, position


引数・戻り値

  • filenumber  ・・・  Open ステートメント で、割り当てられたファイル番号を指定します。
  • position  ・・・  次の読み取りまたは書き込み操作を行う位置を 1 ~ 2,147,483,647 の範囲の数値で指定します。この時、Random モード でファイルを開いている場合はレコード位置、それ以外のモードで開いている場合はバイト位置を指定します。

開いているファイルの読み取り位置または書き込み位置を取得する場合は、Seek 関数 を使用します。

Get ステートメントおよび Put ステートメントで、レコード位置(バイト位置)が指定されている場合は、Seek ステートメント で指定されている位置よりも優先されます。

Seek ステートメントで、ファイルの末尾を越える位置に設定した後にファイルの書き込み操作を行うと、ファイルが拡張されます。

Seek ステートメントで、ファイルの位置を負または 0 または 2,147,483,647 を越える位置に設定するとエラーが発生します。



Seek ステートメント 使用例

サンプルVBAソース 1


実行結果 1

読み込むファイル(file01.txt)の内容

Seek ステートメント 1-1

サンプルVBAソース 1 を実行した結果

Seek ステートメント 1-2



サンプルVBAソース 2


実行結果 2

書き込むファイル(test05.txt)の内容

Seek ステートメント 2-1

サンプルVBAソース 2 を実行後の test05.txt の内容

Seek ステートメント 2-2



サンプルVBAソース 3


実行結果 3

Seek ステートメント 3



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