入力規則(他セルや数式を利用して許容値を設定)Validation オブジェクト
他のセルや数式を利用して許容値を設定する
入力規則(その5) での設定を、マクロ(VBA)で、設定します。
「A1」から「A10」のセルに入力規則を設定し、「A1」から「A10」までのセルに同じ値、データを入力するとエラーメッセージダイアログボックスが表示されるようにします。
作成手順
- 「A1」から「A10」の範囲に入力規則を設定します。
- Validation.Add メソッド の 引数 Type に、xlValidateCustom(ユーザー設定)を指定します。
- Validation.Add メソッド の 引数 Formula1(数式) に、「”=COUNTIF($A$1:$A$10,A1)=1″」を指定します。
- エラーが発生した場合に表示するエラーメッセージに関する設定を行います。
- セルをアクティブにした時に表示する、入力時メッセージに関する設定を行います。
入力規則(他セルや数式を利用して許容値を設定)
サンプルVBAソース
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 |
Sub Sample06_Validation() With Range("A1:A10").Validation '入力規則を削除 .Delete '入力規則を設定 'ユーザー設定、エラーメッセージ「停止」 '「A1」から「A10」までで、同じ値を入力するとエラー .Add Type:=xlValidateCustom, _ AlertStyle:=xlValidAlertStop, _ Operator:=xlBetween, _ Formula1:="=COUNTIF($A$1:$A$10,A1)=1" .IgnoreBlank = True '空白無視 .InCellDropdown = True '入力時メッセージ .ShowInput = True .InputTitle = "入力" .InputMessage = "A1 - A10 のセル範囲内に、重複しないデータを入力してください" 'エラーメッセージ .ShowError = True .ErrorTitle = "エラー" .ErrorMessage = "重複した値は入力できません!" .IMEMode = xlIMEModeNoControl End With End Sub |
実行結果
入力規則を設定したセルに入力
関連記事
-
指定した行数・列数移動したセル・セル範囲を参照(Offset プロパティ)
Offset プロパティ Offset プロパティは、基準となるセル・セル範囲か …
-
文字列の縦位置を取得・設定する(VerticalAlignment プロパティ)
VerticalAlignment プロパティ VerticalAlignmen …
-
ハイパーリンク(Hyperlink オブジェクト)
Hyperlink オブジェクト Hyperlinks コレクション のメンバー …
-
セルに値を設定する・セルの値を参照する(Value2 プロパティ)
Value2 プロパティ Value プロパティとの違いは、Value2 プロパ …
-
対象のセル・セル範囲に数式があるかどうか調べる(HasFormula プロパティ)
HasFormula プロパティ HasFormula プロパティは、対象のセル …
-
並べ替え(Sort オブジェクト, SortFields コレクション)
Sort オブジェクトによる並べ替え Excel 2007 以降のバージョンでの …
-
オートフィルタ(日付による抽出)AutoFilter メソッド
日付で、抽出する(AutoFilter メソッド) 【書式】 object.Au …
-
セルをアクティブにする・セルを選択する(Activate, Select)
セルをアクティブにする・選択する 【書式:セルをアクティブにする】 object …
-
セルを挿入する(Insert メソッド)
Insert メソッド Insert メソッドで、指定した場所に新規の空白セルを …
-
オートフィルタ(AutoFilter メソッド)
AutoFilter メソッド 【書式】 object.AutoFilter ( …