入力規則(リストで制限する)Validation.Add メソッド
ドロップダウンリストで入力値を制限
Validation.Add メソッド(または、Validation.Modify メソッド)の 引数 Type プロパティ に 定数 xlValidateList を指定します。
object.Validation.{ Add | Modify }
( Type := xlValidateList, Formula1 := cellrange, AlertStyle := const )
引数・戻り値
- object ・・・ 対象となる Range オブジェクトを指定します。
- cellrange ・・・
【リストを直接指定】:Formula1 := “AAA,BBB,CCC,DDD,EEE” のように指定します。
【セル範囲を指定】:Formula1 := “=A1:A5” のように指定します。
【シートを含める】:Formula1 := “Sheet2!E1:E5” のように指定します。(Excel 2007 以降)
【名前付きの範囲】:Formula1 := 範囲名 のように指定します。
※ 別シートのセル範囲に「名前」を設定することで、旧バージョンの Excel でも別シートのセル範囲を指定できます。 - const ・・・ メッセージボックスのスタイルを指定します。
定数 内容 ダイアログボックス xlValidAlertStop 「停止」リストにない値は入力できません 
xlValidAlertWarning 「注意」「はい」をクリックするとリスト外の値を入力することができます 
xlValidAlertInformation 「情報」「OK」をクリックするとリスト外の値を入力することができます 
入力規則(リストで制限する) 使用例
サンプルVBAソース
|
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 |
Sub Sample02_Validation() With Range("B2").Validation '入力規則を削除 .Delete '入力規則の設定:「Sheet2」の「A1:A5」をリストに設定 'エラーメッセージのスタイルは「注意」 .Add Type:=xlValidateList, _ Formula1:="=Sheet2!A1:A5", _ AlertStyle:=xlValidAlertWarning End With End Sub |
実行結果
実行後
リストにない値を入れた時
関連記事
-
-
コメントの設定(Comments, Comment, AddComment, ClearComment)
コメントの設定 セルにコメントを新規に挿入するには、AddComment メソッ …
-
-
任意の行または列を参照(Rows プロパティ,Columns プロパティ)
Rows プロパティ・Columns プロパティ Rows プロパティは、オブジ …
-
-
文字列の横位置を取得・設定する(HorizontalAlignment プロパティ)
HorizontalAlignment プロパティ HorizontalAlig …
-
-
セルのロック(Locked プロパティ)
セルのロック(Locked プロパティ) Locked プロパティで、セルのロッ …
-
-
対象のセル・セル範囲に数式があるかどうか調べる(HasFormula プロパティ)
HasFormula プロパティ HasFormula プロパティは、対象のセル …
-
-
オートフィルタ(日付による抽出)AutoFilter メソッド
日付で、抽出する(AutoFilter メソッド) 【書式】 object.Au …
-
-
入力規則(入力時メッセージの設定)Validation オブジェクト
入力規則の入力時メッセージを表示する Validation.ShowInput …
-
-
引数に指定したセル範囲の共通のセル範囲を取得(Intersect メソッド)
Intersect メソッド Intersect メソッドは、引数に指定したセル …
-
-
対象のセルを直接参照しているセル全てを取得(DirectDependents プロパティ)
DirectDependents プロパティ DirectDependents …
-
-
2つ以上のセル範囲を1つにまとめて参照(Union メソッド)
Union メソッド Union メソッドは、2つ以上のセル範囲を1つにまとめて …

