対象のセル・セル範囲に数式があるかどうか調べる(HasFormula プロパティ)
HasFormula プロパティ
HasFormula プロパティは、対象のセル・セル範囲すべてに数式が入力されている場合は、True を返し、セル・セル範囲すべてに数式が入力されていない場合は、False を返します。対象のセル範囲の一部分にのみ数式が入力されている場合は、Null 値 を返します。
result = Object.HasFormula
引数・戻り値
- object ・・・ 対象となる Range オブジェクト
- result ・・・ True(数式が入力されている場合)。False(数式が入力されていない場合)。Null 値(一部に数式が入力されているなどそれ以外の場合)。
セルに数式を入力するには Formula プロパティ や FormulaR1C1 プロパティ を使用します。
HasFormula プロパティの使用例
サンプルVBAソース
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Sub Sample_HasFormula() Dim myRng 'インプットボックスメソッドで、セル範囲を指定 Set myRng = Application.InputBox( _ Prompt:="セル範囲を指定してください", _ Title:="数式が入力されているかをチェック", _ Type:=8 _ ) '選択範囲全てに数式が入力されている場合は「True」、全てに数式が入力されていない場合は「False」 'それ以外の場合は「Null 値」と表示します If IsNull(myRng.HasFormula) Then MsgBox "Null 値" Else MsgBox myRng.HasFormula End If End Sub |
サンプルVBAソース実行前
(※「E3」「E4」「E5」セルには数式 [数量×単価] が入力されている)
実行(その1)
(※ 「E3」セルを選択)
実行(その2)
(※ 「C3」から「D5」のセル範囲を選択)
実行(その3)
(※ 「B2」から「E5」のセル範囲を選択)
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