非連続のセルが選択されているか確認する(Areas コレクション)
Areas コレクション の使い方
複数の離れた位置にあるセル範囲を選択した場合に、そのセル領域がいくつあるか調べたり、それぞれのセル領域に対しての処理を行ったりするのに、Areas コレクションを使用します。
Areas.Item プロパティ
Object.Areas[ .Item ] ( index )
【項目の説明】
- object ・・・ 対象となるセル・セル範囲(Range オブジェクト)
- index ・・・ 領域のインデックス番号を指定します。インデックス番号は、領域が選択された順序に対応しています。
Areasコレクションには、選択範囲内の各セル領域に対応するRangeオブジェクトが含まれます。AreasコレクションからRange オブジェクトを取得するには、Areas.Item プロパティを使用します。(Item は、デフォルトプロパティなので、省略可能です。)
Areas.Count プロパティ
area_count = Object.Areas.Count
【項目の説明】
- object ・・・ 対象となるセル・セル範囲(Range オブジェクト)
- area_count ・・・ 選択されている、連続していないセル範囲の数を示します。連続した 1 つの範囲のみが選択されている場合は 1、連続していない 2 つのセル範囲が選択されていたら 2 となります。
Areas コレクションの使用例
サンプルVBAソース
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 |
Sub Sample_Areas() Dim myArea, i Range("A1:A11,C1,E1,F1").Select With Selection.Areas If .Count > 1 Then '非連続のセル範囲が選択されている場合の処理 For i = 1 To .Count With .Item(i).Font .Bold = True 'フォントを太字 .Color = vbRed 'フォントの色を赤 End With Next i End If End With End Sub |
実行結果
マクロ実行前
マクロ実行後
関連記事
-
重複するデータを削除(RemoveDuplicates メソッド)
RemoveDuplicates メソッド 指定したセル範囲から重複データを含む …
-
入力規則(入力時メッセージの設定)Validation オブジェクト
入力規則の入力時メッセージを表示する Validation.ShowInput …
-
オートフィルタ(日付による抽出)AutoFilter メソッド
日付で、抽出する(AutoFilter メソッド) 【書式】 object.Au …
-
セル幅・高さの既定値(StandardHeight プロパティ・StandardWidth プロパティ)
StandardHeight プロパティ・StandardWidth プロパティ …
-
A1参照形式、R1C1参照形式の設定・取得(ReferenceStyle プロパティ)
ReferenceStyle プロパティ ReferenceStyle プロパテ …
-
セルの幅・高さの自動調整(AutoFit メソッド)
AutoFit メソッド AutoFit メソッドは、指定したセル・セル範囲(R …
-
行の高さを取得・設定・する(RowHeight プロパティ)
RowHeight プロパティ RowHeight プロパティは、対象セルの高さ …
-
対象のセルを参照している全てのセルを取得(Dependents プロパティ)
Dependents プロパティ Dependents プロパティは、対象のセル …
-
セルに値を設定する・セルの値を参照する(Value2 プロパティ)
Value2 プロパティ Value プロパティとの違いは、Value2 プロパ …
-
文字の向きを表す値を取得・設定する(Orientation プロパティ)
Orientation プロパティ Orientation プロパティで、文字列 …