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並べ替え(Sort メソッド)

      2015/08/26

Sort メソッド

任意のセル範囲内で、並べ替えを行います。引数で、並べ替えの条件を指定することができ、並べ替えのキーワードは最大3つまで指定することができます。
Excel 2007 以降のバージョンでは、Sort メソッド に加えて、 新しく Sort オブジェクト が、使用できるようになりました。セルの色やフォントの色で、並べ替えができるなど、機能が拡張されています。 ⇒ 並べ替え(Sort オブジェクト) を参照

【書式】

object.Sort ( [ key1, order1, key2, type, order2, key3, order3, header, ordercustom, matchcase, orientation, sortmethod, dataoption1, dataoption2, dataoption3 ] )


引数・戻り値

  • object  ・・・  対象となる Range オブジェクトを指定します。
  • key1,key2,key3  ・・・  並べ替えキーのフィールドを Range オブジェクト(セル)、または文字列で指定します。
  • order1,order2,order3  ・・・  key1~3 で指定した値の並び替え順序を XlSortOrder 列挙型 で指定します。
    定数 内容
    xlAscending 1 昇順で並べ替え(既定値)
    xlDescending 2 降順で並べ替え

  • type  ・・・  並べ替える要素を指定します。ピボットテーブルの並べ替えの時に使用します。
  • header  ・・・  先頭行を見出しとして使用するかどうかを指定します。XlYesNoGuess 列挙型
    定数 内容
    xlGuess 0 Excel が自動的に設定
    xlYes 1 見出しとして使用
    xlNo 2 見出しとして使用しない(範囲全体が並べ替えの対象)既定値

  • ordercustom  ・・・  ユーザー設定の並べ替え順のリスト内の番号を示す、1 から始まる整数を指定します。
  • matchcase  ・・・  大文字と小文字を区別する場合は、True、しない場合は False を指定します。ピボットテーブルの並べ替えには使用できません。
  • orientation  ・・・  並べ替えの方向を XlSortOrientation 列挙型 で指定。
    定数 内容
    xlSortColumns 1 行単位で並べ替え(上から下)既定値
    xlSortRows 2 列単位で並べ替え(左から右)

  • sortmethod  ・・・  並べ替えの方法を XlSortMethod 列挙型 で指定します。
    定数 内容
    xlPinYin 1 ふりがなを使って並べ替え(既定値)
    xlStroke 2 ふりがなを使わずに並べ替え

  • DataOption1,DataOption2,DataOption3  ・・・  Key1~3 で指定した範囲でテキストを並べ替える方法を指定します。ピボットテーブルの並べ替えは使用できません。XlSortDataOption 列挙型
    定数 内容
    xlSortNormal 0 数値とテキストを別々に並べ替え(既定値)
    xlSortTextAsNumbers 1 テキストを数値データとして並べ替え



Sort メソッド 使用例

サンプルVBAソース


Sort メソッド 使用例 実行結果

サンプルVBAソース実行前

Sort メソッド 実行前

実行後

Sort メソッド 例01b



Sort メソッド(列単位の並べ替え) 使用例

サンプルVBAソース


Sort メソッド(列単位の並べ替え)使用例 実行結果

サンプルVBAソース実行前

Sort メソッド 実行前

実行後

Sort メソッド 例02



Sort メソッド(ピボットテーブル) 使用例

サンプルVBAソース


Sort メソッド(ピボットテーブル)使用例 実行結果

サンプルVBAソース実行前

Sort メソッド(ピボットテーブル)例01a

実行後

Sort メソッド(ピボットテーブル)例01b


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