ColorIndex プロパティ
ColorIndex プロパティは、指定したオブジェクトの色を取得・設定します。設定には、カラーパレットのパレット番号を使って色を指定します。
【書式】
<取得>
result = Object.ColorIndex
<設定>
Object.ColorIndex = index
引数・戻り値
- object ・・・ 対象となる オブジェクトを指定します。
Border オブジェクト(罫線)、Borders オブジェクト(輪郭線)、Font オブジェクト(文字)、Interior オブジェクト(セル)、FormatColor(カラースケール) など - index ・・・ カラーパレットの色を表す 1 ~ 56 のパレット番号、または、XlColorIndex 列挙型 の定数またはその値を指定します。
定数 値 内容 xlColorIndexAutomatic -4105 自動設定 xlColorIndexNone -4142 色なし - result ・・・ 設定されているカラーパレットのパレット番号。
Colors プロパティ
Excel は、ブックごとに管理できるカラーパレットを持っており、56種類の色を保持しています。Colors プロパティは、その56種類の色の設定、取得を行います。
【書式】
<取得>
result = Object.Colors ( index )
<設定>
Object.Colors ( index ) = rgb
<カラーパレットをリセット>
Object.ResetColors
引数・戻り値
- object ・・・ 対象となる Workbook オブジェクトを指定します。
- index ・・・ カラーパレットの色を表す 1 ~ 56 のパレット番号を指定します。
- rgb ・・・ 色を表す RGB 値を指定します( ⇒ RGB 値に関しては、RGB 値一覧表 を参照)。また、RGB 関数 も使用できます。
- result ・・・ 色を表す RGB 値。
カラーパレットのリセット
Workbook オブジェクトのResetColors メソッドを実行すると、カスタマイズされたカラーパレットはリセットされて、既定の状態に戻ります。
ColorIndex プロパティ・Colors プロパティ 使用例
サンプルVBAソース1
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Sub Sample_ColorIndex1() Dim myRng As Range Dim i, v Set myRng = Range("A1:G8") i = 1 '現在のカラーパレットの状態ををシート上に表示 For Each v In myRng v.Interior.ColorIndex = i i = i + 1 Next v End Sub |
実行結果 1
サンプルVBAソース2
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Sub Sample_ColorIndex2() 'Book1.xls のカラーパレットをコピー ThisWorkbook.Colors = Workbooks("Book1.xlsm").Colors 'カラーパレットをリセット 'ThisWorkbook.ResetColors End Sub |