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VBA で正規表現を使う(RegExp オブジェクトのプロパティ)

RegExp オブジェクトのプロパティ

RegExp オブジェクトの詳細に関しては、VBA で正規表現を使う(RegExp オブジェクト)、メソッドの詳細に関しては、RegExp オブジェクトのメソッド を参照してください。


Pattern プロパティ

検索される正規表現のパターンを設定します。値の取得も可能です。


【書式】

object.Pattern = SearchString


引数・戻り値

  • object  ・・・  対象となる RegExp オブジェクトを指定します。
  • SearchString  ・・・  検索される文字列式を指定します。正規表現で使用できる文字等に関しては、VBA で正規表現を使う(RegExp オブジェクト) を参照してください。


IgnoreCase プロパティ

パターン検索で大文字と小文字を区別するかどうかを設定します。


【書式】

object.IgnoreCase = boolean


引数・戻り値

  • object  ・・・  対象となる RegExp オブジェクトを指定します。
  • boolean  ・・・  パターン検索するときに、大文字・小文字を区別するかどうかを指定します。True に設定すると大文字・小文字を区別しなくなります。既定値は、False です。


実行結果


Global プロパティ

検索文字列全体についてのパターンとの一致を検索するかどうかを設定します。


【書式】

object.Global = boolean


引数・戻り値

  • object  ・・・  対象となる RegExp オブジェクトを指定します。
  • boolean  ・・・  ブール型(Boolean)の値を指定します。検索文字列全体についてのパターンとの一致を検索する場合は、True、最初の一致だけを検索する場合は、False(既定値)を指定します。



実行結果


MultiLine プロパティ

文字列を複数行として扱うかどうかを設定します。


【書式】

object.MultiLine = boolean


引数・戻り値

  • object  ・・・  対象となる RegExp オブジェクトを指定します。
  • boolean  ・・・  ブール型(Boolean)の値を指定します。文字列を複数行として扱う場合は、True を指定します。この場合、各行の先頭や末尾で、“^”“$” がマッチするようになります。初期値は False に設定されています。



実行結果