ExcelWork.info

VBA の演算子(比較演算子)

比較演算子

比較演算子による演算の結果は「真」の場合は「True」、「偽」の場合は「False」を返します。
を比較するには、「 <<=>>==<> 」の 6 種類の演算子を使用します。
オブジェクト を比較するには、「Is 演算子」を使用します。
文字列 を比較するには、「Like 演算子<>= 」の3種類の演算子を使用します。


比較演算子の使い方(値の比較)

【書式】

result = expression1 < expression2

result = expression1 <= expression2

result = expression1 > expression2

result = expression1 >= expression2

result = expression1 = expression2

result = expression1 <> expression2


項目の説明

  • expression  ・・・  任意の数値・数式を指定します
  • result  ・・・  任意の数値変数を指定します。

expression1expression2 のいずれかが Null 値に評価される式のときは、演算結果 resultNull 値となります。

比較演算子の使い方(Is 演算子)

【書式】

result = object1 Is object2


項目の説明

  • object1,object2  ・・・  任意のオブジェクトへの参照を指定します
  • result  ・・・  任意の数値変数を指定します

object1object2 に指定した変数が、同じオブジェクトを参照している場合、result真(True)になります。異なるオブジェクトを参照している場合、result偽(False)になります。

一方または両方の式が Null 値のとき、resultNull 値になります。

Range オブジェクトの比較には機能しません。


比較演算子の使い方(文字列の比較)

【書式】

result = string1 = string2

result = string1 <> string2

result = string Like pattern


項目の説明

  • string,string1,string2  ・・・  任意の文字列
  • pattern  ・・・  任意の文字列(ワイルドカードを含む)を指定します。
  • result  ・・・  任意の数値変数を指定します。

Empty 値 を持つ式は、長さ0の文字列(””) として扱われます。

使用できるワイルドカード一覧

演算子 意味
* 任意の文字列
? 任意の1文字
# 任意の1文字(数値:0-9)
[charlist] charlist 中の1文字
[!charlist] charlist 中の文字以外の1文字
[a-z] 範囲指定(アルファベット a から z までの一文字)



VBA 比較演算子の使用例

サンプルVBAソース