ShrinkToFit プロパティ
ShrinkToFit プロパティは、セルに表示されている値がセル幅を超えている場合に、セル幅に収まるように自動的に文字を縮小して表示するかどうかを設定します。
設定値が True の場合に、セルの値は縮小表示されます。
【書式】
<取得>
rsult = object.ShrinkToFit
<設定>
object.ShrinkToFit = boolean
引数・戻り値
- object ・・・ 対象となる Range オブジェクトを指定します。
- boolean ・・・ セル幅に合わせて自動的に縮小表示させる場合は、True、そうでない場合は、False を指定します。
- result ・・・ 指定されたセル範囲内のすべてのセルで文字が自動的に縮小表示される設定になっている場合は True となります。指定されたセル範囲内のすべてのセルで縮小表示設定になっていない場合は False を返します。指定されたセル範囲内に縮小表示設定とそうでない設定が混在する場合は Null を返します。
WrapText プロパティ(折り返して全体を表示する設定)が、True になっている場合は、ShrinkToFit プロパティを True にしても WrapText プロパティの方が優先されます。
ShrinkToFit プロパティ 使用例
サンプルVBAソース
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Sub Sample_ShrinkToFit() Range("B2").Value = "あいうえおかきくけこ" Range("B7").Value = "たちつてとなにぬねの" 'セル「B2」の「ShrinkToFit プロパティ」を「True」にする Range("B2").ShrinkToFit = True 'セル「B8」の「ShrinkToFit プロパティ」と '「WrapText プロパティ」の両方を「True」にする Range("B7").ShrinkToFit = True Range("B7").WrapText = True End Sub |