Range プロパティ
任意のセルにアクセスするには Range プロパティを使用します。
戻り値は、セル範囲を表すRange オブジェクトです。
【書式】
Object.Range ( cell )
Object.Range ( cell1, cell2 )
引数・戻り値
- object ・・・ 対象となる Application、 Worksheet、 Range オブジェクト。省略するとアクティブなシートの Range プロパティとみなされます。
- cell ・・・ セル番地(「A1」セルの場合 Range(“A1”) 、セル範囲「A1:C3」の場合 Range(“A1:C3”) 等)を指定します。また、名前付き範囲を使用している場合は、その名前を表す文字列を指定します。
- cell1、cell2 ・・・ cell1、cell2 で囲まれた範囲を指定します。cell1、cell2 には、セル番地、名前付き範囲(上記 cell を参照)のほか、単一のセル、列全体、または行全体を含む Range オブジェクトを指定します。
(例1)「A1」から「C2」までの範囲の場合
Range(“A1″,”C2”)
Range( Range(“A1”), Range(“C2”) )
Range( Cells(1,1), Cells(2,3) )
(例2)「B」列「C」列を指定した場合
Range( Columns(“B:B”), Columns(“C:C”) )
Range プロパティ の使用例
サンプルVBAソース
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Sub Sample_Range() '「Sheet1」シートの「A1」セルをアクティブにする Worksheets("Sheet1").Range("A1").Activate '「A1」から「A11」までのフォントスタイルを斜体に設定 Range("A1:A11").Font.Italic = True '「A1」から「H1」までのフォントスタイルを太字に設定 Range(Cells(1, 1), Cells(1, 8)).Font.Bold = True '12行、13行の文字色を赤に設定 Range("12:12", "13:13").Font.Color = vbRed '名前付き範囲を作成 Range("A1", "H13").Name = "成績表" Range("成績表").Select End Sub |
実行結果
上記サンプル実行前
実行後