フォント名を取得・設定する(Name プロパティ)
Name プロパティは、オブジェクトのフォント名を文字列型(String)で、取得・設定します。
【書式】
<取得>
object.Name
<設定>
object.Name = string
引数・戻り値
- object ・・・ 対象となる Font オブジェクトを指定します。
- string ・・・ フォント名を指定します。
テーマのフォント(ThemeFont プロパティ)
ThemeFont プロパティは、テーマで使用しているフォントを利用するかどうかを指定します。設定には、テーマのフォントを表す定数(XlThemeFont 列挙)を使用します。
【書式】
<取得>
object.ThemeFont
<設定>
object.ThemeFont = const
引数・戻り値
- object ・・・ 対象となる Font オブジェクトを指定します。
- const ・・・ テーマのフォントを表す定数やその値を指定します。
定数 値 内容 xlThemeFontMajor 2 テーマのフォント(見出し) xlThemeFontMinor 1 テーマのフォント(本文) xlThemeFontNone 0 テーマのフォントを使用しません
ThemeFont プロパティは、Excel 2007 以降でしか使用できません。
標準フォント名の取得・設定(StandardFont プロパティ)
StandardFont プロパティで、標準フォントを文字列型(String)で、設定・取得します。フォントを指定していない場合、このStandardFont プロパティのフォントが使用されます。
【書式】
<取得>
object.StandardFont
<設定>
object.StandardFont = string
引数・戻り値
- object ・・・ 対象となる Application オブジェクトを指定します。
- string ・・・ フォント名を指定します(文字列型)。
StandardFont プロパティの対象オブジェクトは、Application オブジェクトです。
StandardFont プロパティで、標準フォントを変更した場合、Excel を再起動するまで変更は反映されません。
フォント名・標準フォント名の取得・設定 使用例
サンプルVBAソース
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Sub Sample_Font02() 'セル「C2」入力・文字列設定(メイリオ) Range("C2").Value = "あいうえ" Range("C2").Font.Name = "メイリオ" 'セル「C5」入力・文字列設定(テーマのフォント「見出し」) Range("C5").Value = "ABCDE" Range("C5").Font.ThemeFont = xlThemeFontMajor 'セル「C2」のフォント名 Range("A2").Value = Range("C2").Font.Name 'セル「C5」のフォント名 Range("A5").Value = Range("C5").Font.Name '標準フォント名 Range("A8").Value = Application.StandardFont End Sub |