IsObject 関数の使い方
【書式】
result = IsObject ( expression )
【引数・戻り値】
- expression ・・・ 調べる変数や式
- result ・・・ 引数 expression が、オブジェクト型の変数であるかどうかを調べた結果
(ブール型:オブジェクト変数であれば、True / そうでなければ、False )。
IsObject 関数は、引数 expression がオブジェクト型(Object)で宣言された変数であったり、任意の有効なクラスを指定して宣言された変数である場合は、真(True)を返します。
また、expression がバリアント型(Variant)であっても、Set ステートメントで、オブジェクト変数を参照している場合は、真(True)を返します。さらに、変数に、Nothing が設定されている場合にも真(True)を返します。
IsObject 関数の使用例
サンプルVBAソース
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Sub Sample_isobject() Dim myObj1 As Object, myObj2 As Object, myObj3 As Object Dim myVal1, myVal2, myVal3, myVal4 Set myObj1 = Application.ActiveWorkbook Set myObj3 = Nothing Set myVal1 = myObj2 myVal2 = "Hello!" myVal3 = Null 'True Debug.Print IsObject(myObj1) 'ワークブックオブジェクト Debug.Print IsObject(myObj2) 'オブジェクト型(宣言のみ) Debug.Print IsObject(myObj3) 'Nothing を設定 Debug.Print IsObject(myVal1) 'バリアント型(オブジェクト型を参照) 'False Debug.Print IsObject(myVal2) 'バリアント型(文字列) Debug.Print IsObject(myVal3) 'バリアント型(Null) Debug.Print IsObject(myVal4) 'バリアント型(Empty) End Sub |