EditDirectlyInCell プロパティ
エクセルでは、セルをダブルクリックしたり、[F2] キーを押すことで、「セル内編集モード」(セル内で内容を編集できる機能)に移行します。
デフォルトでは「セル内編集モード」は、「許可」されていますが、「許可しない」設定に変更することも可能です。
EditDirectlyInCell プロパティ の値を設定することで、セル内編集モードの許可・許可しない を切り替えることができます。
【書式】
<取得>
result = Object.EditDirectlyInCell
<設定>
Object.EditDirectlyInCell = boolean
引数・戻り値
- object ・・・ 対象となる Application オブジェクト
- boolean ・・・ セル内編集を許可する場合は True を、許可しない場合は False を指定します。
- result ・・・ 現在「セル内編集」が許可されている場合は True、許可されていない場合は False。
セル内編集が許可されていない場合は、数式バーでのみ編集可能となります。
対象は、Application オブジェクト であり、セル単位での設定はできません。
Excel 上で、セル内編集の許可・許可しないを切り替える
[Excel 2013 の場合]
(1)[ファイル] – [オプション] で、「Excel のオプション」ダイアログボックスを開きます。
(2)[詳細設定] をクリックします。
(3)[セルを直接編集する] のチェックボックスにチェックを入れると 許可、はずすと 許可しない になります(下図参照)。
EditDirectlyInCell プロパティ 使用例
サンプルVBAソース
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Sub Sample_EditDirectlyInCell() 'セル内編集を許可しない Application.EditDirectlyInCell = False '現在、セル内編集が許可されているかどうかを表示 MsgBox Application.EditDirectlyInCell End Sub |