切り取りモード、コピーモードの取得と設定
CutCopyMode プロパティ を使うと、切り取りモードまたはコピーモードの状態を取得することができます。
設定の場合は、True および False のいずれかを指定できますが、いずれを指定しても、切り取りモードまたはコピーモードの状態が解除されます。
【書式】
<取得>
result = object.CutCopyMode
<設定>
object.CutCopyMode = boolean
引数・戻り値
- object ・・・ 対象となる Application オブジェクトを指定します。
- result ・・・ False または、XlCutCopyMode 列挙型 の値。
定数 値 内容 xlCopy 1 コピーモード xlCut 2 切り取りモード - boolean ・・・ True または、False を指定します。いずれを指定しても、切り取りモードまたはコピー モードを解除し、点滅している枠線を取り除きます。
CutCopyMode プロパティ は、戻り値と設定値が異なります。
CutCopyMode プロパティ 使用例
サンプルVBAソース
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Sub Sample_copy() 'セル範囲「A1:E6」をコピー Worksheets("Sheet1").Range("A1:E6").Copy End Sub Sub Sample_cut() 'セル範囲「A1:E6」を切り取り Worksheets("Sheet1").Range("A1:E6").Cut End Sub Sub Sample_CutCopyMode1() '切り取りモード・コピーモードの状態を取得 Select Case Application.CutCopyMode Case xlCopy MsgBox "コピーモード" Case xlCut MsgBox "切り取りモード" Case Else MsgBox "どちらでもありません" End Select End Sub Sub Sample_CutCopyMode2() '切り取りモードまたはコピーモードを解除 Application.CutCopyMode = True End Sub |
実行結果
Sample_copy を 実行後、Sample_CutCopyMode1 を実行
Sample_cut を 実行後、Sample_CutCopyMode1 を実行
上記、いずれかを実行後に、Sample_CutCopyMode2 を実行