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並べて比較(CompareSideBySideWith,SyncScrollingSideBySide,BreakSideBySide)

並べて比較(CompareSideBySideWith メソッド)

CompareSideBySideWith メソッド を使用して、アクティブウィンドウと指定したウィンドウを並べて表示し、スクロールを同期します。


【書式】

object.CompareSideBySideWith ( windowname )


引数・戻り値

  • object  ・・・  対象となる Windows コレクションを指定します。
  • windowname  ・・・  ウィンドウ(開いているブック)の名前を指定します。

ここで指定する「ウィンドウ(開いているブック)の名前」とは、Excel のウィンドウのタイトルバーに表示されている名前のことで、Window.Caption プロパティ で取得することができます。通常は、ブック名が表示されていますが、新規作成したブックで、まだ保存されていない場合は、「Book1」などのように拡張子なしで表示されている場合もあります。
また、Window.Caption プロパティ に、新しい名前を設定して、ウィンドウの名前を変更することもできます。(ただし、その変更を保存することはできません。これは、ブック名には影響しません。)
 


ResetPositionsSideBySide メソッド

CompareSideBySideWith メソッド を使用して、2 つのウィンドウを並べて比較している時、一方のウィンドウを動かしたり、最小化や最大化を行った場合に、ResetPositionsSideBySide メソッド を使用するともとの 2 つのウィンドウが並んでいる状態に戻すことができます。


【書式】

object.ResetPositionsSideBySide


引数・戻り値

  • object  ・・・  対象となる Windows コレクションを指定します。



並べて比較を解除

BreakSideBySide メソッド を使用すると CompareSideBySideWith メソッド で設定した「並べて比較」の状態を解除することができます。また、スクロールの同期だけを解除したい場合は、SyncScrollingSideBySide プロパティ に、False を設定します。


BreakSideBySide メソッド


【書式】

object.BreakSideBySide


引数・戻り値

  • object  ・・・  対象となる Windows コレクションを指定します。

SyncScrollingSideBySide プロパティ


【書式】

<取得>
object.SyncScrollingSideBySide

<設定>
object.SyncScrollingSideBySide = boolean


引数・戻り値

  • object  ・・・  対象となる Windows コレクションを指定します。
  • boolean  ・・・  True を指定すると各ウィンドウの内容を同時にスクロールすることができます。False を指定すると同時にはスクロールできなくなります。


並べて比較 設定と解除の例

サンプルVBAソース 1


サンプルVBAソース 1 実行結果


サンプルVBAソース 2


サンプルVBAソース 2 実行結果