Areas コレクション の使い方
複数の離れた位置にあるセル範囲を選択した場合に、そのセル領域がいくつあるか調べたり、それぞれのセル領域に対しての処理を行ったりするのに、Areas コレクションを使用します。
Areas.Item プロパティ
【書式】
Object.Areas[ .Item ] ( index )
【項目の説明】
- object ・・・ 対象となるセル・セル範囲(Range オブジェクト)
- index ・・・ 領域のインデックス番号を指定します。インデックス番号は、領域が選択された順序に対応しています。
Areasコレクションには、選択範囲内の各セル領域に対応するRangeオブジェクトが含まれます。AreasコレクションからRange オブジェクトを取得するには、Areas.Item プロパティを使用します。(Item は、デフォルトプロパティなので、省略可能です。)
Areas.Count プロパティ
【書式】
area_count = Object.Areas.Count
【項目の説明】
- object ・・・ 対象となるセル・セル範囲(Range オブジェクト)
- area_count ・・・ 選択されている、連続していないセル範囲の数を示します。連続した 1 つの範囲のみが選択されている場合は 1、連続していない 2 つのセル範囲が選択されていたら 2 となります。
Areas コレクションの使用例
サンプルVBAソース
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Sub Sample_Areas() Dim myArea, i Range("A1:A11,C1,E1,F1").Select With Selection.Areas If .Count > 1 Then '非連続のセル範囲が選択されている場合の処理 For i = 1 To .Count With .Item(i).Font .Bold = True 'フォントを太字 .Color = vbRed 'フォントの色を赤 End With Next i End If End With End Sub |
実行結果
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マクロ実行後