ウィンドウの分割と解除
ウィンドウ(ワークシート画面)を分割するには、SplitColumn プロパティ 、SplitRow プロパティ を使用します。
SplitColumn プロパティ で、分割する列番号、SplitRow プロパティ で、分割する行番号を設定します。両方のプロパティを設定することで最大 4 分割することができます。このとき、Split プロパティ は自動的に True に設定されます。
SplitColumn プロパティ 、SplitRow プロパティ を設定せずに、Split プロパティ を True に設定した場合、選択されているセルを基準にウィンドウが分割されます(選択セルの上側、左側)。
ウィンドウ(ワークシート画面)の分割を解除するには、次の 2 つの方法があります。
1.SplitColumn プロパティ 、SplitRow プロパティ の両方に 0 を設定します。
2.Split プロパティ を False に設定します。
Split プロパティ を False に設定しても、FreezePanes プロパティ に True が設定されていると ウィンドウ枠が固定されてしまいます。この場合、ウィンドウ分割を解除するには、あらかじめ FreezePanes プロパティに False を設定しておく必要があります。
ウィンドウ(ワークシート画面)を分割
SplitColumn プロパティ・SplitRow プロパティ
<取得>
object.SplitColumn
<設定>
object.SplitColumn = c_long
<取得>
object.SplitRow
<設定>
object.SplitRow = r_long
引数・戻り値
- object ・・・ 対象となる Window オブジェクトを指定します。
- c_long ・・・ ウィンドウの分割位置を示す列数(垂直線の左側にある列の数)を指定します(長整数型(Long)の値を使用)。
- r_long ・・・ ウィンドウの分割位置を示す行数(水平線の上側にある行の数)を指定します(長整数型(Long)の値を使用)。
Split プロパティ
<取得>
object.Split
<設定>
object.Split = boolean
引数・戻り値
- object ・・・ 対象となる Window オブジェクトを指定します。
- boolean ・・・ True を指定するとウィンドウを分割します。False を指定するとウィンドウの分割を解除します。
ウィンドウの分割とその解除のサンプル
サンプルVBAソース
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Sub Sample01_WindowSplit() 'ウィンドウを分割(アクティブセル基準) ActiveWindow.Split = True End Sub Sub Sample02_WindowSplit() 'ウィンドウ分割を解除 ActiveWindow.Split = False End Sub Sub Sample03_WindowSplit() 'ウィンドウを左右に分割(3列目) ActiveWindow.SplitColumn = 3 'ウィンドウを上下に分割(5行目) ActiveWindow.SplitRow = 5 End Sub Sub Sample04_WindowSplit() 'ウィンドウ分割解除(左右) ActiveWindow.SplitColumn = 0 'ウィンドウ分割解除(上下) ActiveWindow.SplitRow = 0 End Sub |
実行結果
Sub Sample01_WindowSplit() を実行
Sub Sample02_WindowSplit() を実行
Sub Sample03_WindowSplit() を実行
Sub Sample04_WindowSplit() を実行