ワークシートをスクロールする
ワークシートをスクロールするには、LargeScroll メソッド(画面単位)または、SmallScroll メソッド(行または列単位)を使用します。
LargeScroll メソッド
【書式】
object.LargeScroll ( down, up, toright, toleft )
引数・戻り値
- object ・・・ 対象となる Window オブジェクトを指定します。
- down ・・・ 下方向にスクロールするページ数を指定します(省略可)。
- up ・・・ 上方向にスクロールするページ数を指定します(省略可)。
- toright ・・・ 右方向にスクロールするページ数を指定します(省略可)。
- toleft ・・・ 左方向にスクロールするページ数を指定します(省略可)。
SmallScroll メソッド
【書式】
object.SmallScroll ( down, up, toright, toleft )
引数・戻り値
- object ・・・ 対象となる Window オブジェクトを指定します。
- down ・・・ 下方向にスクロールする行数を指定します(省略可)。
- up ・・・ 上方向にスクロールする行数を指定します(省略可)。
- toright ・・・ 右方向にスクロールする列数を指定します(省略可)。
- toleft ・・・ 左方向にスクロールする列数を指定します(省略可)。
LargeScroll メソッド、Smallscroll メソッドいずれの場合も、引数 down と up を同時に指定すると、2 つの引数の差だけスクロールします。たとえば、LargeScroll メソッド で、引数 down に 3、up に 6 を指定した場合、画面上方向に 3 ページ分スクロールします。同様に、引数 toleft と toright を同時に指定すると、2 つの引数の差だけスクロールします。たとえば、SmallScroll メソッド で、引数 toleft に 3、toright に 6 を指定した場合、画面右方向に 3 ページ分スクロールします。いずれの引数にも、負の数を指定できます。
LargeScroll メソッド・SmallScroll メソッド 使用例
サンプルVBAソース 1
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Sub Sample_LargeScroll() '下方向に1ページ、右方向に2ページ スクロール ActiveWindow.LargeScroll down:=1, toright:=2 End Sub |
サンプルVBAソース 1 実行結果
実行前
実行後
サンプルVBAソース 2
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Sub Sample_SmallScroll() '下方向に10行、右方向に7列 スクロール ActiveWindow.SmallScroll down:=15, up:=5, toright:=10, toleft:=3 End Sub |
サンプルVBAソース 2 実行結果
実行前
実行後