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絶対参照・相対参照・複合参照の切り替え

セル参照

「セル参照」とは、数式に「セル番地」を指定することで、数式を別のセルにコピーした時に「セル番地」をどのように変化させるかにより「相対参照」「絶対参照」「複合参照」3種類にわけることができる。
※「セル番地」とは、「A2」「B3」「C8」などのように「列名」と「行番号」の組み合わせで示すセルの位置のこと。

相対参照

相対参照とは、セルをコピーした時、ペーストしたセルが、そのセル範囲に合わせてセル番地が変化する参照の仕方のこと。
下図は、「E4」セルに「=C4*D4」という数式を入力、それをコピーしてセル「E5」~「E8」に数式をペーストしたもの。図の通り「E5」~「E8」は、それぞれのセルに合わせて数式のセル番地が変化している。
この時のセル番地は「E4」のように単に「列名」と「行番号」のみの組み合わせとなる。

絶対参照

絶対参照の場合は、「列名」「行番号」を固定で参照する。
下図のような場合、相対参照を利用した場合、コピーした時消費税のセルがうまく参照されなくなるので、このセルを絶対参照にすることによりうまく計算できる。
セル番地は「$C$10」のように「列名」「行番号」の前に「$」マークをつけて表記する。

複合参照

複合参照とは、「列名」が相対参照「行番号」が絶対参照、または「列名」が絶対参照」「行番号」が相対参照のいずれか。
下図のような場合で使用する。「D4」セルには、「=SUM(C4:C$4)」の数式を入力。
「D4」をコピーし、「D5」~「D13」にペーストすると「C$4」の「$4」の部分は固定される。
(※この場合は、「=SUM(C4:$C$4)」としても結果は同じ)




セル参照方法の切り替え

「編集状態」または「数式バーにカーソルを移動した状態」で「F4」キーを押すことで切り替わる。

「F4」キーを1回押す 絶対参照(セル番地は固定:例 $A$5)
「F4」キーを2回押す 複合参照<行:相対/列:絶対>(セル番地は行のみ固定される:例 A$5)
「F4」キーを3回押す 複合参照<行:絶対/列:相対>(セル番地は列のみ固定される:例 $A5)
「F4」キーを4回押す 相対参照(セル番地は変化する:例 A5)