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セルの表示形式を設定・取得する(NumberFormat プロパティ)

NumberFormat プロパティ

NumberFormat プロパティは、現在のセルの表示形式をを取得したり、セルに表示形式を設定したりします。また、国や地域固有の書式(日本語等)を利用して設定を行うNumberFormatLocal プロパティでも同様のことを行うことができます。


【書式】

< 取得 >
result = Object.NumberFormat
result = Object.NumberFormatLocal

< 設定 >
Object.NumberFormat = string
Object.NumberFormatLocal = string


引数・戻り値

  • object  ・・・  対象となるRange オブジェクト
  • string  ・・・  書式を表す文字列を指定します(バリアント型:Variant)。
  • result  ・・・  書式を表す文字列(バリアント型:Variant)。指定されたセル範囲の表示形式が同じでない場合は、Null 値を返します。

表示形式を示す文字列
[セルの書式設定] ダイアログ ボックスの [表示形式] タブで、[分類] ボックスの一覧の [ユーザー定義] を選択したときに表示される [種類] ボックスの中の文字列と同じです。

以下の表は、表示形式を示す文字列の一例です

表示書式 記号 内容 書式文字列 値(例) 表示結果(例)
標準 標準の書式 “General” 123 123
文字列 @ 入力された値そのまま表示 “<@>” 書式 <書式>
数値 0 数値1桁「0」表示 “0000.0” 125.25 0125.3
“0.000” 125.25 125.250
# 数値1桁「0」非表示 “####.#” 125.25 125.3
“#.###” 125.25 125.25
? 小数点位置 “??.??” 1.222  1.22
“??.??” 12.7 12.7 
, 1000単位の区切り記号挿入 “#,#” 1259900 1,259,900
“#,#,千円” 1259900 1260千円
“\\0,0” 1259900 \1,259,900
日付 y 西暦 “yyyy” 2015/5/20 2015
“yy” 2015/5/20 15
m “mm” 2015/5/20 05
“m” 2015/5/20 5
d “dd” 2015/5/5 05
“d” 2015/5/5 5
g 和暦 “ggg” 2015/5/1 平成
“gg” 2015/5/1
“g” 2015/5/1 H


NumberFormatLocalNumberFormat の違い

内容 NumberFormat NumberFormatLocal
表示形式を「標準」に設定 “General” “G/標準”
色を指定する “Red” “赤”
「\」マークを表示 “\\” “\”




NumberFormat プロパティの使用例

サンプルVBAソース


実行結果

実行前

実行後