無効値を入力時に、エラーメッセージの表示
Validation.ShowError プロパティ を True に設定すると、ユーザーが無効なデータを入力した時、入力規則でのエラーメッセージが表示されます。
【書式】
object.ShowError = boolean
引数・戻り値
- object ・・・ 対象となる Validation オブジェクトを指定します。
- boolean ・・・ ブール型(Boolean)の値(True または、False)を指定します。
入力規則でのエラーメッセージの種類を取得
Validation.AlertStyle プロパティ は、入力規則でのエラーメッセージの種類を長整数型(Long)の値(XlDVAlertStyle 列挙型 を使用)を返します。取得のみ可能です。設定は、Validation.Add メソッド で行います。
【書式】
object.AlertStyle
引数・戻り値
- object ・・・ 対象となる Validation オブジェクトを指定します。
入力規則のエラーメッセージのタイトルを設定
Validation.ErrorTitle プロパティ で、エラー発生時に表示されるダイアログボックスのタイトルを設定することができます。
【書式】
object.ErrorTitle = string
引数・戻り値
- object ・・・ 対象となる Validation オブジェクトを指定します。
- string ・・・ エラーダイアログボックスに表示されるタイトルを設定します。文字列型(String)の値を使用します。(※ 値の取得および設定が可能です。)
入力規則のエラーメッセージを設定
Validation.ErrorMessage プロパティ で、エラーメッセージの設定を行います。
【書式】
object.ErrorMessage = string
引数・戻り値
- object ・・・ 対象となる Validation オブジェクトを指定します。
- string ・・・ エラーメッセージの設定を行います。文字列型(String)の値を使用します。(※ 値の取得および設定が可能です。)
入力規則(エラーメッセージ)使用例
サンプルVBAソース
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Sub Sample04_Validation() With Range("B2").Validation '入力規則を削除 .Delete '入力規則の設定 'エラーメッセージのスタイルは「停止」 '入力値:0以上、1000以下の数値 .Add Type:=xlValidateWholeNumber, _ AlertStyle:=xlValidAlertStop, _ Operator:=xlBetween, _ Formula1:=0, _ Formula2:=1000 'エラーメッセージの設定 .ErrorTitle = "エラー発生" .ErrorMessage = "0 から 1000 までの数値以外は入力できません!" .ShowError = True '入力時メッセージ(表示しない) .InputTitle = "" .InputMessage = "" .ShowInput = False End With End Sub |
実行結果
範囲外の値を入力