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データベース(Oracle)に接続する(oo4o)

oo4o 接続

OO4O(Oracle Objects for OLE)はWindows用アプリケーション向けにOracleが提供しているデータベース接続ミドルウエアで、DAOに類似したインターフェースを利用します。
11gR2 を最後に 12c 以降は提供されなくなりました。

oo4o データベース(Oracle)への接続


【oo4o 接続】

<参照設定>
Dim OraSession As New OraSessionClass
Dim OraDatabase As OraDatabase

Set OraDatabase = OraSession.OpenDatabase(NetServiceName, User&Pass, Options)

<CreateObject関数>
Dim OraSession As Object
Dim OraDatabase As Object

Set OraSession = CreateObject(“OracleInProcServer.XOraSession“)
Set OraDatabase = OraSession.OpenDatabase(NetServiceName, User&Pass, Options)


引数・戻り値

  • OraSession  ・・・  セッション
  • OraDatabase  ・・・  データベース
  • NetServiceName  ・・・  ネットサービス名を指定します。
  • User&Pass  ・・・  データベースへ接続するユーザー名とパスワードを指定します。
    (※書式は、[ユーザー名]/[パスワード])
  • Options  ・・・  データベースのオプション・モードの設定に使用するビット・フラグ文字を指定します。options = 0 の場合は、デフォルトのモード設定が適用されます。

参照設定する場合、VBE の「ツール」-「参照設定」をクリックし「参照設定ダイアログボックス」を開き、「Oracle InProc Server 5.0 Type Library」にチェックを入れます。

Options に指定できる値(定数)の一覧表

定数 内容
ORADB_DEFAULT &H0& Visual Basicモード(デフォルト)
ORADB_ORAMODE &H1& Oracleモード
ORADB_NOWAIT &H2& ロック非待機モード
ORADB_NO_REFETCH &H4& Oracleモード(再フェッチなし)
ORADB_NONBLK &H8& 非ブロックモード
ORADB_ENLIST_IN_MTS &H10& MTSモードでのリスト
ORADB_ENLIST_FOR_ CALLLBACK &H20& コールバック・モードでのリスト



Oracle 接続(oo4o)

サンプルVBAソース1


実行結果

サンプルVBAソース2


実行結果