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クエリの作成・削除(ADOX)

ADOX を使用してクエリを作成・削除

クエリを作成する手順

【書式】

<参照設定を行う場合>
‘データベース接続
Set cat = New ADOX.Catalog
cat.ActiveConnection = [接続文字列]

‘クエリを作成
Set cmd = New ADODB.Command
cmd.CommandText = [SQL文]
cat.Views.Append [クエリ名] ,cmd

<CreateObject関数を使用する場合>
‘データベース接続
Set cat = CreateObject(“ADOX.Catalog”)
cat.ActiveConnection = [接続文字列]

‘クエリを作成
Set cmd = CreateObject(“ADODB.Command”)
cmd.CommandText = [SQL文]
cat.Views.Append [クエリ名] ,cmd


参照設定を行うライブラリファイルについて


Microsoft ActiveX Data Objects 6.1 Library、Microsoft ADO Ext.6.0 for DDL and Security を選択します。ただし、Office 等のバージョンにより、ADO、ADOX のバージョンも異なります。参照設定の方法については、ファイルシステムオブジェクト(FileSystemObject)の使い方 を参照してください。

CreatObject 関数 を使用する場合は、参照設定の必要はありませんが、VBE で、自動メンバ表示等のコーディング支援機能が使用できません。また、マクロの実行速度も遅くなります。

Command オブジェクトの詳細は、クエリにパラメータを渡して結果を取得する(ADO)Command オブジェクト・Execute メソッド を参照してください。

Catalog オブジェクトの詳細は、データベースを作成する(ADOX) を参照してください。



Views コレクション

【書式】

object.Views

<View オブジェクトを Views コレクションに追加する>
object.Views.Append Name, Command

<Views コレクションから View オブジェクトを削除する>
object.Views.Delete Name


引数・戻り値

  • object  ・・・  対象となる Catalog オブジェクトを指定します。
  • Name  ・・・  作成するビューの名前を表す文字列型(String)の値を指定します。
  • Command  ・・・  作成するビューを表す ADO の Command オブジェクトを指定します。

Views.Append メソッドで、Access のクエリを作成することができます。Command オブジェクトCommandText プロパティに、SQL文を指定します。

Views.Delete メソッドで、Access のクエリを削除することができます。



ADOX を使用してクエリを作成・削除する例


サンプルVBAソース その1


実行結果


サンプルVBAソース その2


サンプルVBAソース その3


実行前


実行後


サンプルVBAソース その4


実行結果