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トランザクション(ADO)BeginTrans、CommitTrans、RollbackTrans

ADO でのトランザクション処理


【書式】


Sub Sample_Transaction
<<データベース接続>>      
On Error GoTo ErrHandler ……> エラートラップ開始
connection_object.BeginTrans ……> トランザクション開始
処理1      
処理2      
・      
・      
・      
connection_object.CommitTrans ……> 処理の確定
On Error GoTo 0 ……> エラートラップ終了
<<終了処理等>>      
  Exit Sub ……> 処理が正常に行われた場合は終了
ErrHandler: ……> エラーが発生した時、ここまで移動
connection_object.RollbackTrans ……> すべての処理を破棄する
<<終了処理等>>      

End Sub

 ※ connection_object …… Connection オブジェクト



BeginTrans メソッド

【書式】

object.BeginTrans


引数・戻り値

  • object  ・・・  対象となる Connection オブジェクトを指定します。
  • 戻り値  ・・・  トランザクションのネストのレベルを示す長整数型(Long)の値。

BeginTrans メソッドを呼び出すと、CommitTrans メソッド または RollbackTrans メソッドを呼び出しトランザクションを終了するまで、変更は実行されません。



CommitTrans メソッド

【書式】

object.CommitTrans


CreateObject 関数

  • object  ・・・  対象となる Connection オブジェクトを指定します。

CommitTrans メソッドを呼び出すとその接続上で開いているトランザクションに加えた変更が保存され、トランザクションが終了します。開いているトランザクションが存在しない場合、エラーが発生します。



RollbackTrans メソッド

【書式】

object.RollbackTrans


CreateObject 関数

  • object  ・・・  対象となる Connection オブジェクトを指定します。

RollbackTrans メソッドを呼び出すとその接続上で開いているトランザクションに加えた変更がすべて元に戻され、トランザクションが終了します。開いているトランザクションが存在しない場合、エラーが発生します。



トランザクション 使用例

サンプルVBAソース その1


実行結果



サンプルVBAソース その2


実行結果