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ハイパーリンク(Hyperlinks オブジェクト)

      2015/09/21

Hyperlinks オブジェクト

ワークシートまたはセル範囲のワークシートコレクションを表します。ハイパーリンクを挿入するには、Hyperlinks.Add メソッド を使用します。


【書式】

object.Hyperlinks


引数・戻り値

  • object  ・・・  対象となる Worksheet オブジェクト または、Range オブジェクトを指定します。


Hyperlinks オブジェクト のメソッド

Hyperlinks.Add メソッド


【書式】

object.Hyperlinks.Add ( anchor, address [, subaddress, screentip, texttodisplay ] )


引数・戻り値

  • object  ・・・  対象となる Worksheet オブジェクト または、Range オブジェクトを指定します。
  • anchor  ・・・  対象となる Range オブジェクト または、Shape オブジェクト を指定します。省略不可です。
  • address  ・・・  ハイパーリンクのアドレスを指定します。この引数は、省略不可です。任意のセルに対してハイパーリンクを設定する場合は、空文字(“”) を指定します( address:=”” )。
  • subaddress  ・・・  任意のセルにジャンプする場合に指定します(省略可)。
     (例)「Sheet2」の「A3」セルへのリンクを指定する場合
      subaddress := “Sheet2!A3”
     (例)「Book1.xlsx」の「Sheet1」の「B5」セルへのリンクを指定する場合
      subaddress := “[Book1.xlsx]Sheet1!B5”
  • screentip  ・・・  ハイパーリンク上をマウスポインターで指した場合に表示されるヒントを指定します。(省略可)。
  • texttodisplay  ・・・  ハイパーリンクに表示する文字列を指定します(省略可)。
  • 新しいハイパーリンクを表す Hyperlink オブジェクト を返します。

Hyperlinks.Delete メソッド


【書式】

object.Hyperlinks.Delete


引数・戻り値

  • object  ・・・  対象となる Worksheet オブジェクト または、Range オブジェクトを指定します。
  • 対象となるワークシート上またはセル範囲内の Hyperlink オブジェクト をすべて削除します。


Hyperlinks オブジェクト のプロパティ

Hyperlinks.Count プロパティ


【書式】

object.Hyperlinks.Count


引数・戻り値

  • object  ・・・  対象となる Worksheet オブジェクト または、Range オブジェクトを指定します。
  • 対象となるワークシートまたはセル範囲内の Hyperlink オブジェクト の数を返します。

Hyperlinks.Item プロパティ


【書式】

object.Hyperlinks.Item ( index )


引数・戻り値

  • object  ・・・  対象となる Worksheet オブジェクト または、Range オブジェクトを指定します。
  • index  ・・・  1 以上の整数値を指定します。
  • 単一のオブジェクトを取得します。各ハイパーリンク( Hyperlink オブジェクト )へアクセするには、引数 index に 1 以上の整数値を指定します。

Item プロパティ はデフォルトのプロパティなので省略可能です。

Hyperlinks.Itme ( index ) のプロパティに関しては、ハイパーリンク(Hyperlink オブジェクト) を参照してください。

Hyperlinks.Itme ( index ) のメソッドに関しては、ハイパーリンク(Hyperlink オブジェクトのメソッド) を参照してください。



Hyperlinks オブジェクト 使用例

サンプルVBAソース


実行結果

Hyperlinks.Add メソッド 使用例


サンプルVBAソース


実行結果

Hyperlinks オブジェクト 使用例


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